米ニュースサイトのウィネットカ・グレンコー・パッチによると、この女性はイリノイ州ウィネットカで暮らすアーリン・プレッサーさん。現在50歳のプレッサーさんには2人の息子がおり、自分の仕事をこなす傍ら、子どもたちの世話に追われる毎日を過ごしてきた。そんな母親の愛を一身に受けて成長した2人は社会人と大学生になり、今は2人とも自宅を出てそれぞれの道を邁進。ようやく子どもたちが自分の手から離れ、ホッと一安心――となるかと思いきや、彼女の心にはポッカリと穴が開いてしまった。

子どもたちが家からいなくなり、誰も自分を必要としていないとまで感じるようになってしまったプレッサーさん。そこで彼女は、利用していたFacebookに目を向けた。

もともとは「2人の息子たちを見守るために」(ウィネットカ・グレンコー・パッチより)登録していたFacebookだったが、ほかのユーザーと同様に、彼女もまた利用している中で知り合った友だちが次第に増えていき、昨年末の時点でその数は約330人になっていた。

ネット上でも友だちの数が増えれば誰もが嬉しく感じるものだが、このときの彼女は「彼らのことをよく知らない」と気が付いたという。そこで実際に友だちとなった1人1人をより知るために、1年間かけて全員に会いに行く旅に出ようと思いつき、昨年12月30日から計画をスタートさせた。その旅の様子は彼女の公式ブログでほぼ毎日報告しているほか、これまでに出会った友だちは「face to facebook friends」というページを別途設けて、1人ずつ簡単な紹介と写真を公開している。

2月19日までの時点で紹介されている彼女の友だち43人は、ウィネットカ周辺やシカゴなどのイリノイ州の人がほとんど。今のところ近場の人から会っているようだが、この後は「アラスカやメキシコ、トルコにインド、韓国」の友だちにも会いに行く予定だという。まだまだ先は長いが、それでもネット上で知り合っただけに、現段階でも主婦やビジネスマン、デザイナー、女優など、さまざまな仕事をしている人たちと出会い、それぞれの人との時間を楽しんでいるようだ。

この出会いの旅に出る前、彼女は「私は旅行が怖い。空を飛ぶのが怖い。ドアの外は怖い」と、極端に内向的な性格であることをブログで告白。しかし、1人ずつ出会いを重ねていき「自分が思っていた以上に、みんな私に対して親切にしてくれる」(ウィネットカ・グレンコー・パッチより)と気が付いたそうで、いまはすっかり旅を満喫している。

すっかり知らない人との出会いに喜びを感じた彼女は、2月18日付で寄せたコメントで「もしあなたが私の友人になりたいなら、私は喜んで“Yes”で言うでしょう」と記載。するとこの声に反応してか、この数日でプレッサーさんのFacebookの友だちの数は1,400人を超えるまでに増えた。当初は1年間と決めていたものの、友だちの人数はスタート時からすでに4倍以上へと膨れあがっているだけに、「全員に会う」というコンセプトを守るのであれば、旅は到底1年では終わらなそう。日を追うごとに増えていくFacebookの友だちを巡る旅は、どこまでも、そしていつまでも続いていくのかもしれない。

米放送局CBSやNBCなどによると、プエルトリコ出身で58歳のダニエル・モラレスさんに転機が訪れたのは、今年2月のこと。ホームレス支援グループ「Underheard in New York」がモラレスさんら4人の男性にプリペイド式のケータイを支給し、彼らにはそれを使ってツイッターを始めてもらうという試みを始めた。日々の暮らしや胸の内を発信してもらうのが狙いだ。

こうして2月3日から、渡されたケータイを使ってツイートを始めたモラレスさん。開始からほどなくしてフォロワーが3,000人を超えるなど、彼のツイッターにはさまざまな声が寄せられるようになった。

そして、次第に他人との結びつきが感じられるツイッターを楽しむようになったモラレスさんは、以前から心に秘めていた思いを告白。2月23日、彼は「サラ・リベラという名の娘を探してるので、知っていたら教えてくれないか」と、フォロワ―に協力を呼びかけたのだ。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、娘のリベラさんとは、2000年に彼女が母親とプエルトリコからニューヨークへ渡って以来、音信が途絶えていたそう。少なくとも最近は同じニューヨークに住んでいながら、全くお互いの所在を掴めていなかったという。そうこうしているうちに「会いたい」との願いは叶わぬまま、11年の歳月が流れてしまった。

その間、彼はニューヨークで警備員の仕事をしていたが、背中のケガがもとで失業。家賃が払えなくなり、昨年11月に家を追い出されるハメになってしまった。ところが、結果的にはこれが2人の再会を実現させるきっかけとなったようだ。

ツイッターで呼びかけたモラレスさんは、翌日にリベラさんがまだ少女だった頃の写真を掲載。すると、これを見たヘザー・カニングハムなる人物がすぐにリベラさんのFacebookへメッセージを投稿し、モラレスさんが探していることを知らせたという。それをチェックした瞬間、「こんなことあるの?」(ニューヨーク・デイリーニュース紙より)と、リベラさんはビックリしたそうだ。

そしてモラレスさんが呼びかけてからわずか2日後の25日午前10時、2人はマンハッタン近くの公園で再会を果たした。リベラさんは4歳と1歳の子どもたちも連れ、おじいちゃんと孫は1時間ほど一緒に遊び、笑い合っていたという。

ツイッターを始めてすぐに訪れた、11年間行方の分からなかった家族の再会劇。「喜びでいっぱいだよ」とモラレスさんが語れば、リベラさんも「お父さんが見つかって、本当に幸せ」(CBSより)と話している。

先日、電気もガスも使わない“節電メニュー”のレシピを公開した味の素が、さらに情報を充実させた新サイト「今みんなでできること!節電応援レシピ」(http://www.ajinomoto.co.jp/setsuden/)を4月6日10時にオープンする。