通ではありませんが、鹿児島でとんかつと言えば竹亭が一番美味しいと思っています。

本店(鹿屋市)では2回ほど頂きましたが、私はイオン隼人国分店の店のほうが雰囲気とカウンター席客への提供方法も含めて好きです(あっ、田上店と谷山店は行ったことありません)。

久しぶりに頂きましたが、やはり旨かったです。味噌汁も絶品でした。

このとんかつで作ったカツ丼やカツカレーも食べてみたいのですが、メニューにないので仕方ないですね。

 

ところでここ数年、分厚いとんかつで肉の断面が赤かったり、火が完全に通ったか不安になるピンク色のとんかつやトンテキを提供するお店を見受けることが多くなり、そのほうが柔らかくて絶賛する人もいるようですが、やはり豚肉は火を入れて白くなっていないと不安です。

無菌豚とかSPF豚を使用しているから火が通ってなくても大丈夫という認識を持っている人のコメントや店側の売り文句も見受けますが、これは完全に誤解です。

無菌豚って実験や研究の分野では存在するでしょうが、生産コストがかかりすぎるので食用豚ではありません。SPF豚も特定の病原体がないというだけで無菌ではないので、生で食べても安全というわけではありません。

誤解してしまう要因の一つに生ハムの存在がありますが、あれは豚肉を高濃度の塩分下で長期熟成させることで、肉の水分含量を下げ病原体が生育せずに死滅してしまうから安全だという理屈で、とん

かつ等に使用する生肉とは異なります。

もっと言えば、最近のラーメンでは低温調理チャーシューなるものも見かけますが、あれも怖いです。

低温調理は、肉の中心温度が63℃で30分間の加熱処理されていれば基準クリアで安心でしょうが、果たしてこれを理解して調理しているお店がどれくらいあるか。肉の中心温度ではなく表面温度で加熱処理されていたら完全な加熱不足です。まあ低温調理を実際にどうしているか店側に確認できればいいのでしょうが、それは現実的でないので、自分の場合は、とんかつもラーメンのチャーシューも赤かったりピンク色の状態で提供するお店は遠慮します。

あとついでになりますが、とんかつに使用する生肉を切る包丁・まな板と生食するキャベツを刻む包丁・まな板が一緒のとんかつ屋も遠慮します。