毎日書いてる日記から抜粋。

新人教育を受けて思ってることを筆が進むままに書いた。


結論 : 新人を早く一人前にする方法

→新人自身がその集団にアジャストできたと感じるまでのお膳立てを全力で行うこと。お膳立て過ぎてもOK。



(個人情報あるので日記の前部分は省略)

まず、新人研修と実際の現場ではギャップがありすぎて、やってきたことが本当に意味がなさないのである。やらないほうがマシだ。挨拶は大事だと教えられて、研修の場でデカい声で練習しても、実際はそんなに声を張り上げる必要はないし、むしろ小さい声で全員に目を合わせて挨拶したり、細かいアイコンタクトとかその辺のほうがよっぽど大事なのである。


社会人1年目はどうしても様子を見ながら物事を進める必要があり、1年後にはコスト1で出来ることも、入りたてはコスト10必要なことだってある(これを質問してよいのかをためらうとか、少し迷ってることがあったときに先輩の名前を覚えきれていないので声をかけられず、なんとなくで一人でやってしまうとか、悩んでめっちゃ時間かかるとか。やり直さないといけなくなるとか)。

それを如何に早くコスト1でこなせるような環境を作ることができるかで、大抵の組織が口を揃えて求める「1年目のフレッシュな意見」を引き出せるかどうかが決まると思うのである。


これに時間がかかればかかるほど、新人は最初の頃に持っていた意見を忘れていき、なんとなくその集団に流れている雰囲気、なんとなくの姿勢、取り組み方になってしまい、個性が全く表れない、変化も起こせない人間になるのである。


だから、新たな人を入れて変化を起こしたいのならば新人をサポートする姿勢は最も重要で、それは言葉だけで「なにかあったらすぐ質問して」とか陳腐な表現で済ませるのではなく、具体的にその新人が所属するグループが何を良しとして何をダメとしているのか、新人が行動しようと思った時にその行動のやり方にはどういう形があるのかを明確に指示すべきである。

例えば電話を取るときに、どういう人からどういう内容の電話が多いのかとか、その際にどういう受け答えをすることが多いのかとか、テンプレートがあると新人は幾分かは電話を取りやすくなるだろう。

大抵のことはわからないからやれないのである。わかる、知識があるから踏み出せるのである。それを具体的な指示なく、あいつ(後輩)は電話取らないみたいなこと言うのは、自身(上司)の教育が下手であることを告白しているのと同じである。




その環境でのある程度の振舞いを覚え、自分がその集団にアジャストできたと思えたらようやく、その人らしさを表現できるようになるのである。