Mr Song Solnamoo(ソン ソルナムさん)
すばらしい、フルート奏者の方でした!
今日は、ありがたいことに
教会の皆さんからお誘いをいただき、
人生初のフルート(縦笛)のコンサートに
行って来ました。
Song Solnamooさんは
NHK韓流ドラマ`イサン`の
主題歌などを演奏されていらっしゃった方みたいで、
1曲目から、もう何年も味わっていなかった、
猛烈な鳥肌に襲われました。
足のつま先から、頭のテッペンまで、
電気が走ったような感覚でした。
しまいには、涙まで出てきてしまい、
Songさんのフルートの音色に
どうしようもないくらいに感動してしまいました。
Song Solnamooさんは、お姉さんと二人兄弟で、
小学校5年生のときにお父さんの会社が
倒産してしまい、アメリカで暮らさないと行けなくなった
そうです。
アメリカでの新生活は、大勢の韓国人の親戚の方達との
共同生活だったそうです。
家に帰ってくれば、おばさんに`なんで、もっといい子に出来ないの!`
と、頭を叩かれ、
学校から帰ってくれば、親戚のお兄さんからも頭を叩かれ、
英語も話せないため、
学校では、落ちこぼれだったそうです。
お姉さんは、大統領から表彰されるような優秀な方だったみたいです。
ある日、そんな毎日がいやで
学校のトイレに隠れていると、
Song Solnamooさんの前に
神様が現れたそうです。
そして、神様にこういわれたそうです。
`私は、あなたの見方であり、あなたの父親であり、
何があっても、あなたを見放さない`
それから、神様を自分の心の中に持ち、不屈の精神で
頑張ってこられたそうです。
Song Solnamooさんは小学5年生で
自分の解釈からすれば、`自分の身は自分で守るしかない`
ということに気づいたんじゃないのかなと、
精神面での、早熟さに正直驚きました。
だから、あんなに深い音色で演奏出来るのかなとも
思いました。
曲もすばらしく、お嬢さんと
15ヶ月の息子さんがいらっしゃるみたいで、
その、息子さんに送った曲の
意味が
またすばらしい物でした。
`長い人生、その時々で
正しい選択の道を、教えてくれるのは
必ずしも、実の父親とは限らない。
だから、自分の信じる道を
教えてくれる人が
他にいたならば、
その道を信じて、歩んで行きなさい`
と、そういうことを
息子さんのために作った
曲を演奏する前におっしゃっていました。
楽器に関して言えば、フルートと言っても、
6種類ほど、大きい物から小さいもの
2つ組合わさっている物など形も様々でしたが、
その中には世界に2本しか無い、2???万円の物もあり
その値段に、びっくりしました(笑)
しかし、5、6千円で買ったという、
セロハンテープやボンドで直し直し、使ってきたという、
ご自身の思い出の詰まった黒色の縦笛で、
タイタニックのフレーズやご自身の曲を
演奏してくれましたが、その音色に鳥肌がたち、
感動してしまいました。
`弘法、筆を選ばず`
とは、この人のことだろうなと思いました。
最後に、コンサートが終わった後に、
Songさんを待っていると、
韓国人の友達が、SongさんのCDを
わざわざ買ってきてくれて、そのCDに、
Songさんにサインをしてもらいました。
そのときに、
`人間的なことと、音楽的なことで何かアドバイスを
いただけないでしょうかと?`
というと
Songさんから
`音楽とは自分の心を表現する物だから
人間的にも、音楽的にも適切なバランスを
保ちながら、
ピュアなハートを持ち続けなさい`
と、ありがたいお言葉をいただきました。
最近の自分の心から消えていた部分でもありました。
ちょっと話が戻りますが、
今日は、コンサート前に、ちょっと疲れていたので
教会から出て、静かなところで、一人くつろいでいたんですが、
一人の韓国人の方が、
`教会でいっしょにビビンバを食べませんか?`
と、誘ってくれたので、
お言葉に甘えることにしました。
今回は、韓国人のお母さんや子供達、
日本人の友達や韓国の学生さん達との
楽しい食事のひとときでした。
そのときのことと、Songさんに言われた
言葉とがリンクしてしまい、
ピュア = 子供
そう、今日出会った子供達が
皆、ピュア(素直)でものすごくかわいかった(笑)
そういったものを含めて、音楽を続ける以上、大人になっても忘れては
いけないものなんだなと
また、音楽家は人のお手本にもならないと
行けないなとも
Song Solnamooさんを見て
強く思いました。
PS、
本当に教会の方達には、食事をごちそうになったり
CDをいただいたりと、いたせりつくせりで
自分の中に、何か恩返しをしないと行けないなと
思う気持ちが芽生え、今日初めて教会に
少ないながらお金を
寄付して来ました。
というか、やっとその意味がわかりました。
`GIVE AND TAKE`
教会に行くと、いつも心が洗われるような感覚です。
そこにいる方皆さんが、ポジティブなオーラに包まれているような
感覚です。
この場をお借りして、お礼を言いたいと思います。
`皆さん本当にありがとうございます`
Oct, 16, 2011