医師であり作家の大鐘稔彦のベストセラー小説を映画化した医療ドラマ

 

「容疑者Xでの献身」で

悲壮感漂う天才数学者で高校教師の石神を演じた時もそうだが

堤真一の演技から放たれるリアリティに毎度心が揺さぶられる

 

命を奪う石神と命を救う当麻(本作の主人公)の行いは

真逆ながらも、共通するそのひたむきさは

堤だからこそ演じられる領域なのだろう

 

臨場感ある手術シーン、死なせたくない家族の思い、

亡き息子の意志を繋ぐ母の思いから

命の大切さがひしひしと伝わってくる