2020年にNHKで放送された同名ドラマを

ドラマ版とは異なる視点で描いた劇場版

 

第二次世界大戦末期に

日本でも原子爆弾開発が行われていたという事実を知る

 

純粋故に研究に没頭し、やがて常軌を逸する行動に出る兄役柳楽優弥

特攻隊員を演じた、本作が遺作となる弟役三浦春馬

手を取り未来を見据える女性を演じた、幼馴染役有村架純

三者三様に素晴らしい演技を魅せる

 

再び戦場へ戻る弟へ

比叡山へ登る兄へと母(田中裕子)から手渡されるおにぎり

食べた時の気持ちは、兄はその後の行動でわかるが

弟はどのような思いだっただろうか

弟、そして三浦春馬に聞きたくても叶わない

 

彼の作品を数多観ているが

観る度に切なくなるのはこれから先もずっとだろう

この気持ちは反戦の想いとダブる