失踪した「愛せない息子」ーー。
その行方を追う
身勝手な両親が見つけるのは
本当の愛か、空虚な幸せか。
幸せを渇望し、愛を見失う。
(映画のポスターより)
前半は息子軸、後半は両親軸で描かれているものの
作品全体としては常に息子の想いが空気に漂っているかのような
ロシアの寒々とした光景が印象に残る
"我が子"という"青い鳥"を見つけられなかった両親の結末を
セリフ無くともはっきりとわかる演出
"青い鳥"は実は近くに居たことを視聴者に目視で気づかせる演出
説明なんか要らない
ラストを観ただけでわからせる技量に感服する