ピューリッツァー賞を受賞したハーマン・ウォークの同名小説を映画化した
傑作ヒューマンドラマ
舞台は第二次世界大戦中の駆逐艦ケイン号
新任艦長の解任は正しかったか否か
原作がしっかりしている点は大前提で
解任劇までの経緯をじっくり見せることにより
その後の軍法会議からのラストの真相までとことん目が離せない
新任艦長をハンフリー・ボガートが怪演(快演)
怪演については「黄金」で既に免疫がついていたけれど
それでもヤバさを醸し出す迫真の演技についつい見入る
「カサブランカ」のような二枚目演技だけでなく
幅広く演じられる本当に上手い役者だ