腕時計を投げ捨て自由を求めバイクで旅にでた1960年代の若者2人を描いた
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーによる
アメリカン・ニューシネマの金字塔である傑作ロードムービー
主題歌「ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)」にのせて
イケてるバイクで疾走する姿は最高にクール
2人の行き過ぎた羽目の外し方は
当時のアメリカの若者文化を象徴していてショッキングではあるが
農家でのランチの際は素直に従うし、ヒッチハイカーを拾うし、
レストランでの出来事にも楯突かない
つまり他人には迷惑をかけてはいないのだ
自由を謳歌する者に嫉妬し排除しようとするのもまたアメリカ
なるほどこれが金字塔と言われる所以なのか
「俺たちに明日はない」に匹敵する強烈なラストシーンは虚無感No.1
ジャック・ニコルソンの出世作なだけあって
ジャックが登場してからが俄然面白くなる
少ない出演時間だが十二分に爪痕を残す