なんで「ないもの」を数えるの? | おうちで勉強

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小学校受験勉強の記録とその後の生活。中学受験をするかどうかは未定。

「4人のお友達にみかんを9個ずつ配ると、7個足りませんでした。
みかんはいくつありますか」

という問題。


我が子は、

9×3+2=29 答29個

と解く。


「3」と書き始めた時、

「なんで、いきなり3なの?問題のどこに3が書いてあるの?」

と思ったのだけど、こういう風に考えたらしい↓

・7個足りないということは、3人まではちゃんと9個ずつ配ることができたということ。
・4人目は7個足りないのだから、2個までは配ることができたということ。

だから3×9+2=29


大人の立場だと、

ものすごくややこしく考えてないか?
問題の数字を拾い出して、9×4−7の方がわかり易いんじゃない?


と思うのだけど、我が子からしたら、

「なぜ実際にはない36個を求める計算をするのか」

みたいな発想なんだろう。
9×4ー7の考え方は言われればわかるんだけど、本人の中で実感としてしっくりこない。


こういう「ないものを数えて、実際の数になるように差し引いていく」というあたりから、
徐々に算数に対する理解度の差って出てくるのかなと思った。

「分割」「補充」「変形」。
図形問題でも文章題でも必要になる3つの考え方は、ここがスタートだったのか!