一息ついた 空っぽの朝




冷蔵庫の小さなウーンという音




ライトグレーの窓を通り抜けてきた




「おはようございまーす」の挨拶や


濡れた道路を走る車のシャーって音



少しエコーがかかったようなカラスの鳴き声



遠く 電車も走ってる




ソファーが軋む

パジャマと肌が擦れあう




ありふれた日常の音を聞きながら



しばらく まどろむ