『魔の契約』
今日は
告白の日。
契約の日。
すべてが決まる日。
学校で言うことに決めた。
紙に書いた
ずっと伝えられなかった言葉。
―――――好きやねん。
気持ちを伝える覚悟が出来ても
なぜか緊張せぇへん。
制服に着替えて
手紙をブレザーのポケットに入れた。
朝ごはんは食べずに
学校へ向かった。
しばらく歩くと
シニちゃんがまだ点いていない街灯のそばに立っていた。
『言うんか。』
「…話しかけんといてよ。他の人見えへんのに変に思われるやろ。」
『…なんであんなこと聞いたんや。』
「あかんの?」
『そんなこと…ないけど。』
「聞きたいから聞いたんや。」
『本当にええんか?』
「何が?」
『伝える相手は…』
「もうええやろ!!!!!!!」
『…』
「…………黙って契約の行く末、見ててや。」
本当に…伝えたい相手…?
私の
気持ちを伝える相手。
教室にその姿はあった。
でもそれは
私が想像していたものとは
まったく違う形で。
楽しそうに女の子と話すあの人。
そうか。
あなたの笑顔は
最初から
もうずっと前から
違う人に向いていたんやね。
もうずっと前から。
時間が止まったように。
一瞬、なにも考えられなくなった。
でもそんとき、はっきり分かってもうた。
もう私は
私の心は
あの人のとこには無かった・・・・・・・
帰ろう。
私の心のもとに。
私の部屋に。
――――あいつの、ところに。
部屋に入ると
シニちゃんが座ってた。
『あかんかったやろ?』
それが…
それが今から死ぬ奴への言葉かよ。
『俺には分かってたで。』
涙が止まらない。
涙の意味は、もう分かる。
『お前は死なへん。』
「え………」
どうして…
『気持ちを伝えて、あかんかったら…っていう契約内容や。
せやから気持ちも伝えてない今、契約は実行もされてへんねん。』
そっか…
じゃあ…もう…
『泣く事あらへん。』
もう、伝えられる。
「シニちゃんと、離れなくても…ええんやね?」
いつからなんてわからへん。
―――――気づいたらずっと特別な人。
シニちゃんがええねん。
この世の何よりも温かい
私の死神。
人に理解なんかされなくてもええ。
私にとってずっと特別な存在。
「でも、シニちゃんにやったら魂もってかれてもよかったかな?」
『アホいうな。』
「なんでやの。」
『お前連れてってもうたら誰が俺にチャーハン作んねん。』
そばにいれるだけでええ。
一緒に時間を過ごそう。
多分、この部屋に死神が訪れたその日から
私は魂よりも大切な心を奪われていたんやね。
それからシニちゃんは
もしお前の魂が地獄に行っても一緒にいてやれんこともない。
って言ってた。
そんな事聞いてないのにな。
そうや。
もう少し時間が経ったら
もう一回聞いてみよう。
―――――――死神も、恋をしますか?
END
***
すんません!!
なんかよく分からない物語に…。
何かをくみ取ってください。
そう。ピカソ絵画のごとく…!!
ちなみに私は何もくみ取れませんでした。