読了。

大好きな作家のひとり、石持浅海さんの作品です
(*^o^*)

短編が7作。連作となっている。

悪魔が裸足で逃げ出すぐらいの頭脳を持つ高江。博学で物言いはぶっきらぼう、オヤジギャグの好きな熊井。二人に負けない大酒豪、語り手をつとめる夏美。

大学時代の友人3人が毎回違うゲストを交えながら呑み会を開く。その席でちょっとした謎を解く趣向。どれも酒の肴がきっかけに話がはじまる。男女にまつわる謎がメイン。



*以下、若干ネタバレ含む感想*
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熊さん、怪しいなとは思ってました。石持さんにしては描写が微妙だったから。でも信じたかった……あーいう男の人好きなのに(笑)

もっとも石持さんの描く人物は女も男も犯罪者も(え)好きですが。みんな人間味があって清廉潔白じゃないけど、根本に流れる優しさが綺麗だと思います。
犯罪イコール悪ではなく、それぞれの正義なり動機なり(Rのつく月~では犯罪はないけど)がきちんとしてるから。

てか探偵役が優しい!
全部わかっていても、分かってるんだぜと驕ることもなく、お前の考えは間違ってると突き付けることもない。
男前すぎ、惚れる!!好きな人を大事にするとこもいい。

話としては「火傷をしないように」が、お気に入りです。実際にはないでしょうけど。みんな考えすぎだろう
(゜∀゜;)
だれかに板チョコまとめてプレゼントしてみようかな~☆



何にしろ
結婚おめでとう!

読後感のよい一冊でした