最近、園子温の映画にハマっている。
高校時代、受験ノイローゼになりかけて一度だけ学校をサボった時、
制服姿のままどきどきしながら行った小さな映画館
次にそこをのぞいてみた23歳の冬に
園子温の作品を初めて観た
彼の作品はおぞましくて毒々しくて
初見では、人間の狂気を意地悪く炙り出そうとしているような印象を受けるものが多い
もう二度と観るまい、と思うのに、
ふとした瞬間ワンシーンが甦って
再び手に取ってしまう
彼は登場人物に、実に多くのことを語らせる
台詞の多すぎる映画はあまり好きではないけれど
詩人でもある彼が敷き詰めた言葉はまるで音楽のよう
その世界に呑み込まれて、
溢れ出る血も流れる狂気も観る毎に音楽に近付く
抽象化された狂気
誰もが抱く狂気
私も持っている狂気
リストカットに走る女生徒が一定数いる
彼女たちは同じような髪型、同じような目をしている
きっと可愛い女の子はリストカットなんかしなくても心配や注目を集めることができるから
そういう手段を選ぶのは少しぶさいくな女の子
少しぶさいくであることを彼女たちも自覚しているから、一様に彼女たちは女の子らしく見せることを諦めて、
アシンメトリーな髪型や鋭い目つきで、「女の子らしさ」への反発の意志を表明しようとする
彼女たちの思考を、彼女たち自身は複雑で崇高なものだと信じきっているけれど
それは実に単純でわかりやすい
20代のメンヘラには嫌悪感しか抱かないけれど
そこに「女子高生」という価値がプラスされるだけで少し愛おしくなる
処女だと尚良い
鬱屈した性への関心や、でも自分は少しぶさいくだから男の目を惹きつけるには少し不利だという諦め
そういった臭気が彼女たちを鮮やかに見せる
だけど大人になってもそのままだとあなたの脆いその魅力は腐ってしまうよ
誰もあなたに関心なんか示さなくなるよ
みんな自分のことで精いっぱい、だから心配している素振りは見せても心の中ではあなたのことを煙たがるようになるよ
彼女たちにそう言いたい
中途半端な心配は彼女たちを腐らせる方向に持って行ってしまうだろうからただ事実だけを伝えたい
狂気は誰でも抱いている
だけどその狂気は自分だけのものにしておきなさい
他人に見せつけたり、他人に向けたりした途端
つまらない陳腐なものになってしまうよ
二度目の園子温の映画は、私だけの狂気を静かにくすぐる
それが心地よくて、もう一度観たくなってしまうのだろう
昨日観たのは『紀子の映画』
やはり二回目。
愛おしい臭気にみちている。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B000KQGMZ6/ref=mw_dp_img?is=l
バラが咲いた/マイク眞木
http://m.youtube.com/watch?v=hNHlyGgcpdM
高校時代、受験ノイローゼになりかけて一度だけ学校をサボった時、
制服姿のままどきどきしながら行った小さな映画館
次にそこをのぞいてみた23歳の冬に
園子温の作品を初めて観た
彼の作品はおぞましくて毒々しくて
初見では、人間の狂気を意地悪く炙り出そうとしているような印象を受けるものが多い
もう二度と観るまい、と思うのに、
ふとした瞬間ワンシーンが甦って
再び手に取ってしまう
彼は登場人物に、実に多くのことを語らせる
台詞の多すぎる映画はあまり好きではないけれど
詩人でもある彼が敷き詰めた言葉はまるで音楽のよう
その世界に呑み込まれて、
溢れ出る血も流れる狂気も観る毎に音楽に近付く
抽象化された狂気
誰もが抱く狂気
私も持っている狂気
リストカットに走る女生徒が一定数いる
彼女たちは同じような髪型、同じような目をしている
きっと可愛い女の子はリストカットなんかしなくても心配や注目を集めることができるから
そういう手段を選ぶのは少しぶさいくな女の子
少しぶさいくであることを彼女たちも自覚しているから、一様に彼女たちは女の子らしく見せることを諦めて、
アシンメトリーな髪型や鋭い目つきで、「女の子らしさ」への反発の意志を表明しようとする
彼女たちの思考を、彼女たち自身は複雑で崇高なものだと信じきっているけれど
それは実に単純でわかりやすい
20代のメンヘラには嫌悪感しか抱かないけれど
そこに「女子高生」という価値がプラスされるだけで少し愛おしくなる
処女だと尚良い
鬱屈した性への関心や、でも自分は少しぶさいくだから男の目を惹きつけるには少し不利だという諦め
そういった臭気が彼女たちを鮮やかに見せる
だけど大人になってもそのままだとあなたの脆いその魅力は腐ってしまうよ
誰もあなたに関心なんか示さなくなるよ
みんな自分のことで精いっぱい、だから心配している素振りは見せても心の中ではあなたのことを煙たがるようになるよ
彼女たちにそう言いたい
中途半端な心配は彼女たちを腐らせる方向に持って行ってしまうだろうからただ事実だけを伝えたい
狂気は誰でも抱いている
だけどその狂気は自分だけのものにしておきなさい
他人に見せつけたり、他人に向けたりした途端
つまらない陳腐なものになってしまうよ
二度目の園子温の映画は、私だけの狂気を静かにくすぐる
それが心地よくて、もう一度観たくなってしまうのだろう
昨日観たのは『紀子の映画』
やはり二回目。
愛おしい臭気にみちている。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B000KQGMZ6/ref=mw_dp_img?is=l
バラが咲いた/マイク眞木
http://m.youtube.com/watch?v=hNHlyGgcpdM



笑