第1回 境界線の設定 | 日本ボディーケア学院日記

日本ボディーケア学院日記

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谷口です。

私が考案しました人間関係の構築法「陰陽五行セラピー」について様々な情報をアップしていますが、

今日から5日間、いつもとは少し違う角度からお話を進めていこうと思います。

ご存知の様に、私は日本ボディーケア学院というセラピスト育成スクールを運営しています。

当学院のミッションは「本物の東洋医学の知識と技術をお教えし、独立開業をサポートするスクール」です。

なので、私のもとにはセラピストでもある生徒さんたちから多くの相談が寄せられますが、

その相談のほとんどが、施術のことよりビジネスについてのことで、

その中でも「お客様との間に適切な境界線を引くことができず、利益を上げることが難しい」という相談が多いのです。

セラピストとして、私たちはお客様とのことを第一に考え、お客様が幸せになるためのサポートをしたいと心から願っています。

しかし、その熱心さが時として逆効果になることがあります。

例えば、少しでも早く成果を出したいという思いから、なんでもお客様の要望を聞くようになり、

時に、無理難題を押し付けられても、「もう来ないわよ」と言われることを恐れて断れず、

結果としてお客様のあらゆるリクエストに応えすぎてしまうのです。

このような態度は、自分自身の価値を正しく理解してもらい、仕事に見合った報酬を得ることを難しくしてしまいます。

では、どうしたらこのような状況を改善し、自分の価値を認めてもらい、お客様と対等のポジションを作ることができるのでしょう?

その答えの一つが「境界線の設定」なのですが、そこには下記の3つのポイントがあります。

1)依存関係の見極め方

まずは自分自身がお客様に依存している状態にあるのかどうかを知る事が大事です。

そこで、2つの質問を用意したので、まず自問自答してください。

A:サービス提供の範囲を超えて要求に応じていませんか?

B:お客様からの無理な要望に「それは無理です!」と言えていますか?

2)自己価値の認識

依存状態を避けるためには、まず自分自身の価値を正しく認識することが重要です。

あなたが提供するサービスの価値を理解し、それに見合った報酬を得ることが、プロフェッショナルとしての自立への第一歩となります。

3)境界線を引くための第一歩

健全な境界線を引くためには、自分の限界を理解し、お客様にもそれを伝えることが必要です。

無理な要求に対しては、断る勇気を持つことも、時には必要なのです。

今回は、セラピストとお客様との関係における境界線の重要性に焦点を当てましたが、

長期的で良好な関係を作り、またあなた自身のポジションを守るために、境界線は必要不可欠ですし、

それがあるからこそ、お客様にあなたがプロフェッショナルである事を認めてもらい、お客様の願いを叶え、またお互いに長期的な成功を収めることができるのです。

そこで、今日から5回に渡って実際にどのように境界線を引いていくかについて、具体的な方法をご紹介していきます。

そして、これは私たちの業界だけではなく、他の分野のビジネスでも、また私達が良好な人間関係を作る上でも常に必要な知恵になるのでお楽しみに!