変わる決算発表
昨日の決算発表の会見でソフトバンクの孫社長が、今月から業務での紙の使用を禁じる「ペーパーゼロ宣言」を打ち出したことを明かしたようです。
以前から環境に配慮した”ペーパーレス社会”などとは唱えられてきたものの、”ペーパーゼロ”というのは画期的な取り組みだと思います。
そして面白いのは、今後決算発表の場でも紙での資料は配布せず、自社ホームページに掲載しているデータをダウンロードしてもらうという。次回からは「iPadを持っていないと数字はみられませんよ」と会見で語ったそうです。
問題はIT化に疎いメディアが果たしてついていけるのかということ。確かに会見の席上にPCを持ちこみ記事を書き、その場で送信している姿が増えたのは確か。より速報性が求められる時代だから当たり前とも言えるが、その状況に反しメディアはこれまでIT化に疎かったことも事実。実際に対応できるのかどうか、次の決算発表が見ものと言えます。
また決算発表の手法も数多く存在します。
兜倶楽部への資料配布のみや、レク付きのケース。また懇意にしている記者に説明する、兜以外も含めて広く決算発表を行うなど。また最近では動画配信なども会見では増えてきたようにも思えます。
一方、適時開示情報として提出するだけの企業も少なくないのも実情だろうと思います。
発表の手法は便利なツールのお陰で大きく変ろうとしています。より理解を促すことも特徴を打ち出すことも容易にできるようになってきました。つまり発表手法が多様化している中、特に努力もせず旧態依然の業務を繰り返している”単に上場しているだけ”の企業は、どんなに業績がよくとも評価されないばかりか、自己主張を積極化している企業との間に格差が生じてくるでしょう。
上場企業数は東証だけでも約2,300社。このなかで存在を示すためには奇抜な事をする必要がありませんが、少しずつでも新たな取り組みを模索していく必要があるのだろうと思います。
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