オリンパスの上場維持は妥当か
巨額の損失隠しなど有価証券報告書の虚偽記載が発覚し、上場廃止を審査していたオリンパスに関し、東証は上場を維持することを発表。
オリンパス株式を管理銘柄から特設注意銘柄に指定替えをし、上場契約違約金1,000万円を課したとのこと。
たかが1,000万円かというのが正直な感想。
もちろん市場における混乱を避けたかったというのが正直な東証の見解なのだろうと推測はするが、
・1000億円を超える損失隠し
・組織的な隠ぺい
・調査委が現旧19人もの取締役の連帯責任を認定
という状況の中での今回の判断には極めて疑問が残ると言わざるを得ない。
東証の言い分は、「一連の有価証券報告書の虚偽記載による投資家に与えた連帯責任は限定的」ということであるが、
・他にも隠ぺい体質の企業があるのではないかという疑念
・実際に隠ぺいが発覚してもおとがめなしの東京証券取引市場
ということを明確に発信したことになり、唯でさえ海外からの信用が低い日本株式市場に対する評価をさらに下げたことは確実だろうと言えます。
上場維持の理由を東証の常任理事が、「利益水準や業績トレンドを継続的に大きく見誤らせるものではあったとまでは言えない」とコメントした様だが、東証自体の、日本の株式市場自体のトレンドを大きく見誤ったのではないだろうか。