問題の本質に焦点を!
朝霞の公務員宿舎の建設問題がクローズアップされました。迷走というべきでしょうか。
事業仕分けで”見直し”と判断されたのがこっそりと建設が始まり、それがばれて話が大きくなったので野田総理が直々に現地を訪れ、5年凍結と判断した案件です。
朝霞に公務員宿舎が必要なのかと様々な議論がされ、他の施設の売却含め復興財源確保のためなどともっともらしい話をしていましたが、迷走したのは何故でしょうか。
政治的な話のみならず、身近な議論にも多いのですが、表面的な議論が目的となってしまい、問題の本質が置き去りになっているということが少なくありません。
朝霞に公務員宿舎が必要なのかという前に、なぜ公務員宿舎が必要なのかという議論が必要なのだろうと思います。民間企業と比較して公務員は福利厚生や給与水準が満たされていないのか、集団で住む理由があるのか、なければ人材を採用できないのかなどを議論する必要があると思います。
危機管理上直ぐに駆けつけられる人を置く必要があるとの見解も出されていましたが、そもそもその様な要人を集中的に住まわせることはリスク要因の様な気もします。最低限なら解りますが…。
かつて多くの大企業が社宅を資産として保有していました。それが景気後退と共に資産を売却しリースする、賃貸マンションを借り上げるなどに形態が変化してきたのはだいぶ昔の話。
公務員宿舎問題は世間の経済環境の変化とはだいぶかけ離れたところで議論されている様に思いますが、個々の表面的な問題だけを議論しても理解が得られないばかりか、不信感を醸成するだけではないでしょうか。
身近に同様の議論はされていないでしょうか。議論が起こった際、冷静に”問題の本質”を再確認することが重要なのではないでしょうか?