リリース配布。ではその後は | 広報力向上ブログ

リリース配布。ではその後は

■リリース配布後も大事(2-1)


広報担当者が苦労して切り口を探し出し、そして情報を集めてニュースリリースに仕上げて一斉配布が終わり、かつ幾つかの紙誌面に掲載されれば作業はひと段落と思うのが一般的な担当者の気持ちではないでしょうか。


しかし「リリース配布は広報活動の始まり」であり、この後に何をするのかで広報担当者のスキルに大きな差が生じます。もちろん、年中神経を張り詰めているよりは、偶の息抜きはとても大事なことではありますが。


まずは掲載に至っていないメディアに対して何かできることはないか。リリースには書いていない切り口や情報を付加させて、個別のレクチャーや取材などを用いて新たな記事掲載のきっかけを作るということは重要です。


そして掲載された記事の分析も重要です。リリースに書かれていることから記事の内容を引くと何が残りますか?もちろん見出しや冒頭部分は書かれますが、背景などまで書かれない場合、内容薄だった可能性があります。


「背景」は、そのリリース内容のニュース性を向上させる非常に大事な役割を果たすため、ここの内容が薄ければ十分な価値が評価されずに単なるベタ記事(ストレート記事)になってしまう可能性が大きくなります。


基本的にニュースは、一企業にとっての価値や想いを伝えるだけではなく、広く社会的にどの様な価値があるかを言えることが重要です。背景や社会からの位置付けの明確化などが今後の課題になるのではないでしょうか。



■記事―リリース=(2-2)


たまにリリースに書いていないことが記事に掲載されていることがあります。しかし良いように書かれていたからそのまま放置というのは問題です。今度は記事内容からリリースに書いたことを引き算してみましょう。


リリース情報に別の情報が付加されていた場合、大きく言って2つのケースが考えられます。ひとつは日頃の取材活動などが情報源の場合。大まかですが、友好な記者とのリレーションが築けていると言えます。


そしてもうひとつは記者が独自で調べたケースです。良く言えばリリースに記事の幅を拡げられるような書き方をしたのでしょうが、場合によっては調べて情報を付加させなければ記事にはならなかったとも言えます。


その場合、どのような情報が付加されていたのか、新たにどのような切り口が加わったのかを良く認識し、その知識や手法を自分のものにしていく必要があります。その後のリリースの書き方も変わっていくと思います。


また思いもよらずマイナス論調であった場合、リリースの中に誤解を生む表現がある、切り口や内容の検証が不十分である、日頃の記者とのリレーションに問題がある可能性があります。当然今後クリアすべき課題です。


このようにリリース配布後にもやるべきことは山積しています。これをそのまま放置していれば、永年広報に携わっても得るスキルは少ないと思います。同じ実務を担当してもこのようなことでスキルの差はついてきます。



【ポイント】

1.リリース配布は広報活動の始まり
2.未掲載メディアをどう攻めるかを検討せよ
3.記事から次につなげる課題を抽出し改善せよ

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