大学の広報予算策定前にすべきこと
早くもあと数か月で来年度の広報予算検討時期に入ります。大学広報というと入試広報がメインテーマであり、広告という手法を使うのが一般的ではありますが、ここではあくまでも”広報”に絞って記述します。
広報予算策定前にすべきことと記述しておりますが、基本的にここで言う広報活動には外注費用は発生しないため予算策定とは無縁の様な気もしますが、どの様な広報素材があるかを事前に把握しておくことが報道されるか否かの大きな差につながってきます。
企業と違い大学は、比較的周期的な活動が多いと言えます。つまり過去を知れば広報案件の発生が事前に予測でき得るということです。来年度の広報スケジュールを策定する前に、今年度はどの様な事が起こるのかを精緻に予測することが必要で、そのためにも昨年度はどうであったかという実績を見つめ直すことが必須となります。
大学には幾ら社会的に意義のある取り組みを行っていたとしても、その情報を打ち出すタイミングが遅い、あるいはキャッチするタイミングが遅いために報道に結び付かないことが多々あります。
その機会損失を防ぐ上でも、実績をよく把握することが重要となります。
加えて広報部が気付いていない広報素材。これが一番多いのではないでしょうか。学内の情報流通の活性化が何よりも重要になってくるのではないかと言えます。これは大学業界共通の課題であると認識しますが、その対策は個々の大学の状況により違ってくるため、一概にここでお示し出来ないのが歯がゆいところです。
外注費に幾ら掛けるか、どう効率的に運用するかも重要なことですが、まずは”身内に埋没している価値の発掘”が何よりも重要なのではないでしょうか?それによって広告やオープンキャンパスの打ち出し方も変わってくるのでは?と思います。