会社の病気を治す、予防するのも広報部の仕事
”広報”というと新商品や新サービスの発表や危機管理時の広報対応などで表舞台に立ち、華やかな仕事のように思われるが、実情は全く違う。非常に地味な仕事が多く、また社内でどこがやるべきか決められない様な役割も少なくはない。
現在不祥事等の案件が相次いでいるが、もちろん起こった際の広報対応は広報部門の仕事であるが、未然に防ぐのはどこの部門の仕事だろうか。経営企画、総務、或いは監査など様々な部門が候補として挙げられる。また会社の病気を治療、予防できるのはどこの部署うだろうか。
会社により役割分担はさまざまであろうが、私は広報部門がこれらの任を担う余地がかなり大きいと考えます。理由は、社内広報の一環として啓発活動などが出来得ることに加え、最大の理由は”外部の風を社内に吹き込むのも広報の仕事”であるからです。
”常識”は、共通の認識と思われる感が強いが、過去の経験や環境に依存する部分が多く、つまり当然常識と思われていたことが、単なる一企業の社内ルールに過ぎない事が少なくない。
入社以来や、ずっと同じ業務や部署にいることで感覚がマヒすることが当然あるため、気付く機会も当然治す機会もないのも無理もないことかも知れない。
そこで重要なのは、広報の役割でもある”第三者的視点での検証”ではないだろうか。広報は常に社外の人間の目で社内を点検することや、記者などを通じて一般社会の”常識”を社内に吹き込むことも重要な役割ではないでしょうか?
同業者や他業種でも数多くの成功例もあれば失敗例もあり、それらの情報を社内に向け発信することも啓発、予防活動の一環になるのではないかと思います。広報は”人一倍会社愛が強い”部門だと思います。だからこそ、会社のことを思うからこそ、会社から視点を外し、第三者の目で検証していくことが広報部門に求められているのではないでしょうか。