危機管理時に向けた広報部の取り組み
有事は突然訪れる場合が多い。勿論ゆっくりと表面化する場合も無くはないが、広報部門に情報が入った段階と考えると、やはり突然の場合が圧倒的に多いと言えるのだろう。
では突然訪れる有事に対し、広報部門として日頃から周囲に対しどう備えれば良いのだろうか。
まず管理職や従業員に対する啓発活動と、社内の情報収集力向上であろう。
まずは広報のメリットデメリットなどを含めた広報活動自体への理解を促すことと同時に、有事の際の対応の仕方如何についても十分に説明しておく必要があろう。有事の際にどんなに広報部が活躍したとしても、現場の協力なしには乗り越えられないのは明白な事実である。
また現場に対する日頃の取り組みとして重要なのが、情報収集力である。有事の際は、広報部も現場も当然のことであるが同じ会社であり、情報についても共通認識されていると思われてしまう。つまり現場から情報を吸い上げられていない場合、遅れた場合には、外部からは隠ぺい工作などと余計な疑念を抱かれてしまう。私は危機管理広報で最重要なのは、テクニック的なメディアへの発信力ではなく、現場からの情報収集力であると考えます。
そして有事の際に厄介なことは、なにもひっきりなしに電話等で攻撃してくるメディアだけではない。社内にも敵がいる場合もある。それは広報部門と経営者の見解に相違があった場合である。
社長と社員ではそもそも勝ち目がないばかりか、自身の評価も気になるという方もおられるだろうが、有事の際に苦言を呈することができるのも、広報部門でしかないのも事実。どんなに意見が割れても会社を守りたいと言う気持ちは同じな筈であるので、根気よく説得に注力して頂きたいものだ。
我々の様な立場の者がいれば、第三者的な視点での提案や説得などが出来ることもあり効果的であろう。私も何度かその様な場面に遭遇したことがあるが、やはり広報部門は身内であることもあり、社長らも甘えている面があるのではないかと思う。
とは言え、なかなかPR会社を日頃から活用するのは難しい現状を考えると、日頃から危機管理広報事例などを使って、経営陣への啓発活動を行いシュミレーションを行っていくことが必要ではないかと考えます。
日頃の広報部の取り組みで有事の際の結果が決まると言っても過言ではないと言えます。
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