※この感想には、ネタバレが含まれます。

※役名で書くと色々ややこしくなるので、役者名で書いていきます。

 

年末の特別企画なのか、GYAO!に「イニシエーションラブ」が上がっていたので、さっそく拝見させて頂きました。

 

視聴後の感想は、一言で言うと「残酷な映画だな」でした。

が…

 

残酷だったのは、映画本編だけではありませんでした。

私は映画視聴後、この映画のレビューを見て回ったのですが、映画本編より寧ろそっち(皆のレビュー)に衝撃を受けた。

残酷すぎる感想の数々が、そこには上がっていたからです。

 

とあるブログには、こう書いてあった。

一見すると「悲劇のヒロイン」だったマユ(前田敦子)こそが、一番の悪女だったんですね。(映画レビューブログより)

 

…え??

 

GYAOのレビュー欄には、こう書いてあった。

男は間抜けで、女はしたたかだ。(GYAOレビュー欄より)

 

はい??

 

大体こんな感じで、多くの人が感想を綴っていたんです…

…え?皆、ちゃんと映画観てた??

 

何故、この映画を観て、マユ(前田敦子)をそんなに批判できるのか…

私はかなりの絶望を覚えたわけです。

 

この映画には、二つの恋愛三角関係が出てきます。

①マユ(前田敦子、以後敦子と記します)と鈴木(松田翔太、以後翔太で)ともう一人の鈴木(森田甘路、以下森田氏で)の三角関係。

②敦子と翔太の恋愛に美弥子(木村文乃、以下文乃で)が関わるもう一つの三角関係。

 

映画を観終わった後の私の感想は「翔太、最悪な男じゃん」だったのですが…

レビューを見る限り、何故か敦子を責める声が圧倒的に多いんですよ。

 

敦子側に寄り添ってる風のレビューでも

彼女は上手と思われがちですが、相当辛かったハズ。

どちらも悪くない、ただただ可哀想なのは彼だけ…(GYAOレビュー欄より)

 

いやいやいやいやいや…「可哀想なのは彼だけ」って…??いやいやいやいやいや…

 

私にはどう見ても、翔太が一番可哀想な被害者には見えなかったよ?

あまりに驚いた私は、自分の印象が間違ってないことを確認するために、わざわざメモを取りながら、もう一度最初から最後まで映画を観ました。

 

次回に続く…