全シリーズの「花男 」、F4それぞれの個性が際立っていて面白かったのですが、今回 C5のメンバーは、いまいちキャラクターが分かりづらいまま進んでいきます。

 

そんな中で一人、主張の強いキャラクターが。紅一点、愛莉という女の子です。

わがままでいじめっ子、周りを振り回す傍若無人なキャラクターなんですが、この愛莉のキャラクター設定と描き方、私は良くなかったと思います。

 

愛利は晴のことが好きなので、後に音とライバル関係になるはず。

愛莉も音同様、視聴者に愛されるキャラクターであった方が、晴をなくす辛さや怯えが視聴者に共感されやすく、物語も面白くなったと思うのですが…

 

一話から三話まで見たところ、視聴者が愛莉に肩入れできるような場面が無い。

しかも、第三話での音に対しての壮絶な虐めシーンまで。あれの首謀者がその後、音と対等に晴を取り合う訳ないし、その後の三角関係のやり取りにマイナスでしかない…

 

今後、改心して音と距離を縮めることになるんでしょうけど、いじめっ子が改心してめでたしめでたし的な…仲良くなれてよかったね的な…いじめられた側の気持ちにとことん関心の薄いあのパターンが待ってるのが分かりすぎて。

 

前シリーズ「花男」もそうだった。道明寺自らがつくしを虐めてましたよね、初回。かなりひどいやり方で。

あれやられたら、その後どんなにいい面を見せられたからって恋には落ちんだろと。

「花男」良かったと思うのに、私が好きになり切れなかったのは、そういう部分のせいですね。

 

結局私は第三話で脱落しました。視聴終了です。

第四話の予告が、愛莉の過去を掘り下げる感じの内容なのですが、一話から三話で愛莉というキャラクターに少しも感情移入出来なかったので、見続ける気が起きず…

 

ふと思い立って、ドラマの公式ホームページを見てみたところ「女性を中心に確実にファンを増やしてきたTBS火曜ドラマ枠」と記載がありました。

ということは、このドラマも女性視聴者を強く意識して作られていたのでしょうか?

だとしたら、前シリーズの設定にプラス1してまで出てきた女の子、愛莉の描き方ってほんとに大事だったと思います。

今回、登場人物多すぎませんか?出来れば絞って、一人一人のキャラクターをもっと丁寧に描いた方が良かったのでは?

そうすれば、結果は違っていたかも。それでは。