今朝のレッスンでは
全員から悩みを聞いて、
それら全てに応えていくという
教師的にはハードルの高いレッスンに。
やっていて思ったのは、
その人の頭の中で悩んでいることと、
その人の身体が訴えかけてくるものが
全然違うものだったりすること。
つまり本当の問題点というものは
なかなか本人は意識できていない。
「何か居る」
という言葉を僕はよく使う。
それは硬さや弱さ、詰まりや張り、
違和感や痛み、感覚の希薄さなど、
その人の身体を不調にしている
目には見えないような弱点。
フロアバレエのプロには
それが見えてしまう。
そしてそれは
本人が思っているところとは
別のところに居ることもある。
つま先だと思っていたことが、
腰に原因があったり。
そこを直すと不思議なことに
別の場所のはずの悩みが解決したりする。
身体が発するSOSを正確にキャッチして
それを本人に伝える手助け。
それが教師の役割なんだろうな
と思ったレッスンでした。