呪い持ちの私でも

受け入れてくれるか?

 

今、シマエナガって人気ありますよね。

めっちゃ可愛いあのころんとしたちっちゃい白い鳥です。

そんなシマエナガの桃色版というか、

名前もまんまエナガなんだけど、

エナガと昼は鷹の姿、夜にしか人間の姿になれない

呪い持ちの王様のお話です。

深月さんの描くお話は

ファンタジーというよりも

おとぎ話っぽい感じがしますね。

鷹とシマエナガの大きさの比較もそうだけど、

凸凹っぷりがなんとも可愛らしかったです。

 

深月 ハルカ著「孤独の鷹王と癒しの小鳥」

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“太陽の恩寵を受けられず寒さに凍える”そんな呪いをかけられた平原の国。王のウオルシュは国を守るため我が身に呪いを移し替え、陽の光を受けられない昼は鷹の姿で別邸の水晶城に籠もり、ヒトの姿に戻る夜に本城で政務を執る生活を送っていた。ある日の早朝、鷹のウオルシュは雪原で小鳥を見つける。昼中寒さに晒されるウオルシュはあたたかそうな冬毛の小鳥で暖を取ろうと捕まえるが、それはヒトの姿を持つ鳥族の青年・エナガだった。ウオルシュはエナガを解放したが、なぜかエナガは翌日も城へやってきた。食料の少ない冬に手に入れたわずかな実を水晶城に届けにくるエナガのことがウオルシュは気になりはじめる。だが、王としての威厳と覇気を備えたウオルシュが迫るとエナガはいつも怯えてしまい…?

 

ちょっとおとぼけ感のあるピンクのエナガが

本当に愛らしくて、

王様じゃなくとも読んでてほっこり。

思わず笑みを浮かべてしまいます!

呪いをかけられた王様が鷹の姿で見つけたピンク色の小鳥。

寒い城に足下をあたためるためにその小鳥を持ち帰ろうとしたら‥。

天敵である猛菌類の大鷹がいきなり自分を襲ってきたら(襲ってはいないんだけどねw)

そりゃ小鳥としては気絶ものだろう。

でも小鳥は怖い思いをしたのに

(実際は何もされてないけど猛菌類といるだけで恐ろしいだろう)

次の日もやってくるの。

 

ここがこの話のミソ!爆  笑

 

そう、小鳥であるエナガは

大きな鷹を目の前にして食べられる〜!って気絶しながらも、

その鷹が気になるまたやってくるというw

小さな体で長い距離を飛んでくるので、

無防備にも寝入っちゃったり。

はたまた物語が進んで王様のウオルシュと親しくなったあとだって、

会議の最中にウオルシュの肩にとまりながらうとうと寝ちゃったり。

お腹が空きすぎて目が回っちゃったりってのもあったなw

とにかく気絶も含めよく寝る!

寝るってことはある意味、安心しているってことでもあるわけで

(いや、気絶もあるけどさ)

とにかくエナガの天然すっとぼけ感が可愛くて大好きなの!

エナガは純粋に鳥ってわけじゃなくて

鳥族なので、人間の姿にもなれる。

でもなぜか一族がエナガ以外鳥の姿になれなくなってしまい

エナガはこの冬の時期、なんとしても

一族のために飛んで餌探しに出ていたんだけど。

そんな時に王様のウオルシュと知り合ったのね。

 

王様と恋仲になった後も、
疲れては王様の懐で寝ちゃう大胆さ。
暇になったら執務室でも飛回る。
本当に天然ちゃんで可愛い。
ウオルシュも冷たさから開放されるわけだな、これはw
最終的にはもちろん呪いは解けるんだけど、
私的には王様、鷹のままでもいいのにな、なんて思ったわ。
だって空中ラブラブ散歩とかしそうな二人だもん。
なんか本の感想っていうよりエナガの可愛さをただ訴えただけだけど、
他に炎の精霊オゴーニとか出てきたりして、
おとぎ話風味が増しています。
ちょっと堅物だった王様も
このエナガと一緒にいることで
どんどん雰囲気が柔和になっていくので
そこも読みどころ。
臣下たちもびっくりですww
 
H度ドキドキドキドキ(どんなに可愛くてもやる時はやるw)
ストーリー度満月満月満月満月半月

 

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