オレを殺したのは誰だーーー

 

恋、友情、嫉妬、憎しみ‥

それぞれの感情が交錯するサスペンスラブ。

初読み作家さんです。

このミステリーチックな帯とあらすじ、

それに合ったタイトルに惹かれて購入。

表紙も高校生の透明感がありながら、

憂いを含んでいてとても目が惹きました。

さてさて、問題はストーリーよね。

私は普通でもサスペンスもの、

ミステリーものがスキなので、

ちょっとわくわくしながら購入なのでした。

 

櫻川 なろ著コミック「真夏のサイレン」

真夏のサイレン (B’s-LOVEY COMICS) 真夏のサイレン (B’s-LOVEY COMICS)
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高校生の優弥は春海、遼、崇文の四人でキャンプ場に遊びに行った際、「ここにいる誰かにこっそり告白する」と突然宣言したが、その後、吊橋から転落して亡くなってしまう。それから10年が経ち同窓会で集まった三人は、あれは事故ではなく、この中の誰かが犯した殺人だったのではないかとお互いを疑いだす。そして、高校時代の話をする中で、優弥とそれぞれの本当の関係が明かされていき――。

 

高校時代の仲間、

優弥、春海、遼、崇文の4人のうち優弥が亡くなった。

残った3人のうち誰かが優弥を殺したのでは?という疑問が。

そこであの事故から10年経って再び集まった3人が

あの時何が起きたのか回想しながら真相を追っていく。

 

4人のキャラは全然違うので一、

見なんでこの4人が仲良いのか疑問だったけど、

やっぱり互いに最初の印象は最悪ww

でもケンカから始まって殴り合いした後は仲良く?って感じで

ま〜、ケンカ後の仲良しって男の仲よね!!

そういうのがあったから距離を一気に縮めることにもなったし、

互いのことも少しは理解できるようになったというかね。

春海は優しくて小動物系で最初遼からいいように使われていたりいじめられたり‥

遼はいっつもどこか苛々していて優弥のことも嫌っていたのだけど、

実は好きだからついついつついていたというちょっとおこちゃま思考、

崇文は冷静沈着なタイプで遼とは幼なじみ、

優弥は‥一番複雑なタイプ。本当の自分を押し殺し、信頼しているのは春海だけ。

そんな優弥と遼が体だけの関係になってしまった。

だけどある日、優弥が4人でいる時に

このなかの1人に告白するって言い出したのだ。

その直後に亡くなってしまった優弥。

 

3人が再会したのは10年後、

10年は間が空きすぎかなっていうのは正直感じたの。

ああいうラストにするのなら、

10年あったら、真相にたどり着きそうだし。。。

それに私的にはあの場にいたのが

もっと人数がいたらなっていうのもあったのね。

そうしたら、誰だろう?という疑問がもっと生まれそうな気もしたのだけど、

人数多いとそれだけで、キャラが散漫になってしまい、

焦点も絞れなくなってしまうかな?

ああ、でも4人はメインでその他はモブだけど、

それぞれ優弥とのエピソードを持っているってなるといいのかな?

 

ラストに文句はないし、あれで良かったと思うんだけど、

そしたらあの場に居合わせた彼が一番罪悪感にまみれて

10年を過ごさなきゃならないし、

下手したらその彼の人生は終わってしまっていたかも知れないよね。

(だって優弥を失ったあと自暴自棄っぽかったし)

なーんて思ったら10年は長すぎるかなって。

でも優弥の気持ちもなんとなくわかるんだけどさ。

彼もまた人生を身勝手な大人たちによって狂わされ、

もがいてあがいて、それでも諦めていたところに

兄によってその思いが救いだされた。

だけど兄を失ったことで

そのぽっかりしたものを埋めたくて、

遼の思いを受け止めようとしたのよね。

高校生だもの、自分のことでいっぱいいっぱいだよ。

高校生じゃなくてもそうだしさ。

それは優弥を責められないな。

‥と思うのと同時に、

やっぱり10年は長いと思っちゃうのでしたあせる

 

H度ドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月

 

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