たとえそれが禁忌だとしても

私はあの子を救いたいーー

 

シリーズ4冊目です。

シリーズのレビューはこちら。

黒曜の災厄は愛を導く

金緑の神子と神殺しの王1、2

 

出版された順番としてはこれが4冊目となるんだけど、

読む順番としては、黒曜の災厄を読んで本作を読み、

金緑の2冊を読む事をオススメします、、、とありました。

もちろん、出版の順番どおりでも問題ないのだけど、

本作は1冊目の裏話的な話になっているので、

この時レンドルフは何て言っていたの?というのが

全てわかるので、照らし合わせる事が出来るってことです。

なのでこれから読もうと思っている人は

オススメの順番がいいかな。

 

六青 みつみ著「黒曜に導かれて愛を見つけた男の話」

黒曜に導かれて愛を見つけた男の話 (リンクスロマンス) 黒曜に導かれて愛を見つけた男の話 (リンクスロマンス)
940円 Amazon

聖なる竜蛇神に見出されし神子が王を選定する国・アヴァロニス王国。そんなアヴァロニスの次代王候補の一人・レンドルフは、王位に執着がなく、盲目的な神信仰に対しても懐疑的だった。レンドルフはある日、選ばれし神子・春夏と、それに巻き込まれ一緒に異世界から召喚されてしまったという少年・秋人と出会う。しかも秋人は、この世界では『災厄の導き手』と呼ばれ忌み嫌われる黒髪黒瞳の持ち主。誰もが秋人を嫌悪し殺そうとする中で、レンドルフは神への疑念から、なんとか秋人を助けたいと思っていた。秋人う匿うことになったレンドルフだったが、共に過ごすうち、その健気さやひたむきさに次第に心惹かれていき…?

あらすじに関しては

最初の黒曜の方を読めばだいたいわかります。

こちらはその最初の話と同じ時間経過どおり辿っていて、

それがレンドルフ視点というもの。

 

ハルカ編があまり好きじゃなく、

秋人やレンドルフの方が好みなのよね。

だからこれも出るのをずっと待っていたんだけど、

さすがに視点は違えど同じ話を3度読むのは、

ドキドキもハラハラも何もなく、

もう少し目新しさが欲しかったかな。

せめてその後のことをもっと入れて欲しかった。

もちろん作者の意図っていうのもあるんだろうけど、

やっぱりここから読む人って少ないと思うのね。

そうなると読者は3回同じ作品を読む事になる。

最初の秋人編の直後だったら読み比べも出来たかも知れないけど、

私は六青さんは作家買いしているため、

発売されたらすぐに買って読んでしまう。

だから時間が経った分、それも叶わずで残念。

 

二人がくっつくまでのこと(新しい神の世界となるまで)を

最初の本と同じ分量でやらなくてもって感じた。

もう散々そこまでは読んだわけだし。

もちろん、レンドルフ視点なので、

彼がなぜそこまでアキを放っておけず庇っていたのか、

そういうのもより納得はできたけどね。

大好きなキャラの話だったからこそ、

ちょっと辛口になってしまいましたが、

六青さんは大好きなので、

また色んな形のチャレンジをして欲しいです!!

 

H度ドキドキ

ストーリー度満月満月満月

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