あの人の作るご飯も大好き

だけど、それより今は、

あの人の笑顔が見たい。

 

久しぶりの海野さんです!

相変わらずトンデモ設定が面白く、

あっという間に読了でした!!

吸血鬼とあるけど、

果たしてあの吸血鬼の子孫ということなのか!?

本当に血を欲してしまうのか!?

そしてお相手が料理人ということで

これまた美味しそうな料理がたくさん出てきます!

食欲増進必至の作品!!爆  笑

 

海野 幸著「ご先祖様は吸血鬼」

ご先祖様は吸血鬼 (ディアプラス文庫) ご先祖様は吸血鬼 (ディアプラス文庫)
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就職祝いに連れていかれた料亭で板前・志波の作り出す料理に感動し、プロポーズ紛いの言葉を口走ってしまった健太。冗談で流されるものの、次の日から健太は志波の料理以外受け付けなくなってしまう。どうやら先祖に吸血鬼がいて、その症状は恋をすると発動するらしい。確かにちょっといいなと思ったけど、恋のわけがない―半信半疑ながら店に通ううち、志波も食べっぷりのいい健太を気にしてくれるようになり?

 

健太は先輩に連れて行ってもらった先の料亭で

無愛想だけど美味しい料理を作る板前・志波の料理のことが忘れられなくなってしまった。

おまけにその志波の料理を食べてからというもの、

味覚障害が起きたのか、何を食べても不味く食べ物を受け付けなくなってしまったのだ。

一縷の望みをかけて志波の料理を食べに行くと、

不思議なことに志波の料理だけは食べられるのだ。

その日から健太の料亭通いが始まった。

とはいえ、学生に料亭へ毎日行くような大金はなく、

これまで貯めていた貯金を使ってしまうのだが。

そして健太のこの症状が何なのか判明したのだ。

それは先祖返りが原因、

健太の先祖に吸血鬼がいて

恋をすると先祖返りをしてしまうのが

たまに一族にいるらしく‥‥。

健太はまさか自分が志波に恋をしているのか?と

訝しんでいたのだが、志波の料理もだけど、

志波に会いたくて店に通っていたところがあったのだ、

おまけに志波の血を吸いたくて吸いたくて、

その衝動が抑えきれず・・・・!!

 

実は、吸血鬼といっても実際に血を吸うわけではなく、

光露なる人の気?らしきものを吸うのだ。

しかも好きな人のじゃないと受け付けない。

おまけに他の食事もダメになってしまう。

食べるのが何より好きな健太には拷問にも等しい。

だから志波の料亭へ通っていた健太だけど、

私もこんなところに行ってみたいが、

ちょっとお高めなので無理だな〜w

 

志波も最初は職人気質っぽく

寡黙で冗談なんて言わないタイプかと思っていたら、

ちょっとむっつりで私の好みだわww

しかも幸せそうに食べて、志波の料理を絶賛(こっちが聞いてるのも恥ずかしくなるくらい)

している健太に好意以上の気持ちを抱いていたのよね。

あの寡黙な表情の下でHなことを考えていたのよ、きっとww

一番良かったのは健太が自分の先祖に吸血鬼がいて‥と

告白したのを馬鹿馬鹿しいと言い捨てることなく、

ちゃんと最後まで聞いてその話が本当でも嘘でも

健太のことが好きだからと全部受け入れてくれるその懐の深さ!!

こういうところはポイント高いよね!!

 

2部では志波の光露を吸うのを我慢していたら

健太は子供のように縮んでしまった。

ちっちゃくなった健太は、

大人になったら気付かなかったあれこれに

子供って食事一つとっても大変なんだって気付くのね。

そして志波が作ってくれた料理に

涙ながらにもう食べられないと訴えるのが可愛くて!

可哀想だけど可愛い!!

これだから子供の出てくる作品はやめられない!

(正確には子供じゃないけどね)

 

それにしてもこういうのは

さすが海野さんが考える作品だな〜って思ったわ。

 

H度ドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月半月

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