優しくて、優しくて、
その優しさが、ずるいーーー。
「恋と小梅とご主人様 」のスピンオフです！
まさか小梅ちゃんのスピンオフだとは思わんかったｗ
でもタイトルみたら「恋と○○と○○様」なので、
それと気付いた人もいるよねー！
私が鈍かっただけかｗ
これは人間とお酒の精との恋の話なのです。
お酒の精なので人外ですが、
人外というには、人間のように悩んだり妬いたり笑ったりと
人間以上に人間くさい方達なのです。
今回は新たに加わったお酒の精（テーブルワイン）と
和鷹の後輩で
ブラック企業にいたせいで心がちょっと病んでしまった奏多のお話です！
前回の小梅ちゃんのほんわか路線とは
また違ったテイストになっております。
松幸 かほ著「恋と絵描きと王子様」
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大学時代の先輩を頼り、古民家に暫く居候することになった奏多。 迎えてくれたのはまるで王子様のような男性・メルと、カフェを営む愉快な同居人たち。 デザイナーの仕事が原因で落ち込んでいた奏多を、ナイトピクニックに誘ってくれたメル。 満天の星の下、そっと優しいキスをされて以来意識してしまうものの、どうやら彼には秘密があるようで…? 愛の乾杯ラブロマンス |
相変わらずのお酒の精たち。
そこにテーブルワインのメルが新たに加わった。
そしてメルの相手は、
和鷹を頼ってやってきたメンタルをちょっとやられて静養中の奏多。
奏多の元いた会社が超ブラック企業で読んでて腹がたつくらい。
こんな会社あるんですかねー！
ありそうだけど。。。
罵詈雑言を奏多にあびせかけ、
精神的にもとことん追いつめたのだ。
それですっかり会社に出ること、人と会うこともできなくなってしまったんだけど、
そこで和鷹のいる田舎へ静養を兼ねて
ゆっくりすることになった奏多なんですね。
根が真面目だから奏多は自分の価値をすっかり否定し、
何に対しても自信がもてなくなっちゃってるの。
でも和鷹のもとで小梅達と過ごす内に元気に‥。
特に小梅のもとに新たに加わったメンバー、メルによって‥なんだけどね。
もちろん、奏多は彼らがお酒の精だなんて知らないです。
（言ったところで信じないしねーｗ）
メルはテーブルワインの精。
ワインといえば既にこの家には、
ビンテージワインの精である紫がいる。
ビンテージとテーブルワイン‥‥そりゃビンテージもんの方が価値はある。
それがちょっとメルのコンプレックスを刺激しているようでして、
だけど、そんなそぶりはちっともみせないメル。
それどころか、すごく紳士的な振る舞い。
でもある日、メルにキスをされてしまい、
奏多はメルをすごく意識するようになってしまうんですね。
まー、とにかく、
奏多の勤めていた会社が酷すぎて
読んでいてフィクションだけど怒りを覚えてしまいますよ。
なので余計、奏多にはガンバレーって気持ちになってしまう。
もちろんメルとの恋もね。
和鷹の家はお酒の精たちが料理上手なこともあって
古民家カフェをやっているので、
そこで息抜きしたりしているうちに
徐々に仕事も少しずつ復帰できるようになるのよね。
奏多の仕事はゲームとかのキャラデザインを手がけていたりするので
とっても絵が上手い。
そこで小梅が中心となって皆でお絵書き大会が開かれるんだけど、
これが読んでて爆笑してしまうくらいに
すっごく楽しいものでした！！！
他の方のレビューでもやっぱりこのシーンに笑った方が
多かったですよね。
これは奏多が元気になっていくのもわかるわー！
そりゃ全快ってわけじゃないけど、
笑えるようになったのが良かったです！
本当にお酒の精たちは、個性豊かで
和ませてくれますねーー！
基本的に皆明るいんですよ。
ここは奏多にとってとってもいいリハビリになるよね。Ｈ度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
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