振り向かないご主人の背中に
これが恋と知りました。
初読み作家さまです。
絵も綺麗だし、
なんといってもけだまが可愛くて〜！！
妖怪なんだけどこんなに愛らしい妖怪がいていいのかしら。
しかも半端なの。
もともと猫だったけだまは
捨てられたあとも人間が大好きで、
人を恨まずにそのまま死を迎えてしまった。
その人を思う心がけだまを化けそこないにしてしまったのよね。
猫といえば猫っぽいけど、
丸い毛玉に耳と尻尾が生えているような感じなの。
だけどちゃんと人型にもなれるので、
家事は出来るんですよー、失敗もするけれど。
そこがまた可愛いのだ。
小石川 あお著コミック「ご主人さまとけだま」
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ご主人さまとけだま (バーズコミックス ルチルコレクション)
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妻を亡くして一人暮らしのサラリーマン・千草が、薄汚れた子猫のようなものを拾った翌日、猫の耳と尻尾のある青年が現れ…! ? |
人に捨てられそれでも人間を恨まず、
人を想うその気持ちが化けそこないとなったけだまを助けたことから
懐かれてしまった千草。
このけだまがすごく健気で可愛かった！
人型ももちろんだけど化けそこないなネコ？の姿が、
ちまちまもふっこですごく可愛い。
しかも家事全般が得意ということで追い払う理由なんて私には見つかりませんｗｗ
それにご主人である千草になんとか尽くそうと、
あれこれ奮闘する姿がめちゃめちゃツボるんです！
雨が降ってきたら傘を持って会社までお出迎えしたり（これもけだまには大変な冒険になってしまって‥）
もちろん、猫ですから（化けそこないだけど）
可愛いのも仕事です！！！
はい、大事だからもう一度言いますよ。
可愛いのも仕事です！！！
むしろ可愛いのが仕事です！！！
もぉ、これだけで癒されますよね。
でも妻の死に負い目を感じている千草には
けだまが尽くせば尽くすほどそんな価値は自分にはないのだと
自分を卑下しちゃうんですよね。
けだまは明るいキャラだけど、千草はその分、どんより暗いｗ
でもけだまの純粋な気持ちがそんな千草の気持ちを氷解していくのがわかります！！
だけどようやく千草に届いたと思った矢先、
千草は川で猫を救おうとして瀕死の状態に。
千草に今こそ恩返しを、とけだまは自分の命とひきかえに
千草を救うのだけど‥‥。
もうこのへんからは涙腺が弱くなっていきますよね。
しかも千草もけだまを失い、抜け殻状態。
はたして二人の恋の結末は・・・・
もちろん、悲しい結果で終わるはずなどございませんのでご安心を。
猫の神様から命をもらい人間としてやり直したけだま。
だけど記憶を失っているのよね。
でもその分ちゃんと千草が覚えているから・・・・
今度は千草がけだまを幸せにするから・・・
と、ハッピーエンド。
はぁ〜、動物の恩返しから人型になって・・というのは
ケモミミＢＬではよくあるパターンだけど、
ほんわかと癒されあったかい気持ちにさせてくれる作品に出会えると
嬉しくなってしまいます。
幸せな気持ちで読み終えました
カバー下の４コマもキュート！
Ｈ度
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