その喫茶店に住んでいたのは
付喪神たちだった!?
ホラーがお得意な神奈木智先生が原作の
小鉄子さん作画な怖くないゴシック漫画です!
BLと銘打っていますが、
BLらしき描写は今のところ皆無ですww
BLになるんだろうか・・・・??
3年前に行方不明になった叔父の喫茶店の後始末を任された桂太。
でもそのお店には叔父と同居していたという人物が何人も。
しかも人間ではなく付喪神だというじゃないか‥‥!?
彼らは桂太にお店を処分しないで欲しいと懇願し・・・
山本 小鉄子作画/神奈木 智原作「つくものはなし1、2」
つくものはなし (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)
Amazon
処分する予定の叔父の喫茶店に住んでいたのは、強面イケメン、ゴスロリ女装男子、二重人格の美青年…彼らは付喪神で! ? |
つくものはなし (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)
Amazon
叔父の営んでいた喫茶店にやってきた月見里桂太。そこには、“付喪神”の強面イケメンのアメ、ゴスロリ女装男子のココ、チャイナ服を着た美青年・蘭芳、猫耳のおじさん、美少年セディ&大和が住んでいた。彼らとともに喫茶店を継ぐ決心をした桂太だったが、そんな折、かつてこの店に勤めていたのに突如いなくなった咲月が戻ってきて……!? |
神奈木さんの原作ということで期待しておりました。
付喪神たちの個性的なこと!
面白かったです。
伊万里焼の皿が代々その家では猫の餌皿として使用されていたため
猫耳をはやした伊万里焼のおっさんな付喪神、
京劇の変面の付喪神である蘭芳は二重人格、
女性になることに憧れていた少年が亡くなるまでずっと可愛がっていた人形の付喪神であるココ(なのでココも女装好きな少年)、
黒楽茶碗の大和とイギリスのロイヤルウースターのティーカップのセディはまだ少年の付喪神。
そして何の付喪神なのかわからない強面でサングラスをずっとしているアメ。
この面々と対峙して面食らってしまう桂太。
そりゃいきなりこの付喪神たちに会ってびっくりしないほうが無理よね。
彼らも本体がなくなってしまうと消えてしまう。
それに大事にしてもらったから付喪神となったわけで、
処分された先で大事にされなかったら・・・・
ということでなんとかして桂太にこのお店の維持をして欲しいわけなんだけど。
桂太自身も何か出来るってわけじゃないしね。
スキルもあるわけじゃないし社会人としての経験もあるわけじゃない。
それに付喪神だなんてにわかに信じられない話だもの。
だけど、彼らと接して彼らの話を聞いているうち、
なんとかしなきゃってっいう気持ちになってくるんだよね。
しかもこの土地を狙っている不動産屋もいる。
桂太はここを守っていこうと決意するものの、
当然両親からは反対を受けてしまうんだよね。
しかし、ここで叔父さんと一緒に働いていた咲月が現れる。
4年前突然いなくなったのだけど、
叔父さんからもう戻らないから店と付喪神をよろしくと頼まれていたのだ。
色々と咲月に思うところはあるけれど、
ようやく両親にも認めてもらい桂太もどんなお店にしたいのかビジョンが見えてきた。
でも叔父さんが抱えていた事情って何でしょうねー。
咲月は叔父さんの事情を何か知っている様子だし
一番気になっているのはいまだに何の付喪神かわからないアメ。
彼も絶対に叔父さんの事情を知っている。
不動産屋もこのまま黙っていなさそうだし、
3巻目の行方が気になりますね!
でもBLでいいんだよね?と何度も確認したくはなりましたが・・・ww
つか、あの叔父の家で人間は桂太だけだよね?
LOVE部分が薄いのでそれ期待で読むとがっかりだろうけど、普通に楽しい作品です!
1巻目はココの話、2巻目はセディの話が出てきて
彼らが付喪神になった経緯は楽しいものというよりも
ちょっと悲しい話も混ざっていてキュンとしてしまう。
毎回この「物」達とそれを使っていた「人」の思いにちょっと目頭が熱くなっちゃうんですよね。
原作付きなのにどのキャラも小鉄子さんが描くキャラっぽくてさすがと思わせます。
H度なし
ストーリー度
参加しています。よろしくね
BL ブログランキングへ