一ヶ月、俺の愛人になれ。
それが条件だ。
英田さんのシリーズもの以外の作品を
レビューするのは本当に久しぶりのような気がするわー。
英田さんの作品はすごく読んでいるのにね。
ちゃんとレビューしなくっちゃ
さて、今回は893も警察も出てこない、
キナ臭さは一切ありません。
そういう英田作品を読むのもすごく久しぶりな気がする。
あ、ヘブンノウズがそうだったか。
でもキナ臭さはあったよね。事件が色々と交錯していたし。
そもそもキャラが皆あやし過ぎww(事件の犯人とかそういう意味じゃなくてねw)
高校時代の同級生だった2人。
あの頃は互いに好意を持っていたはずなのに、
あることがきっかけで疎遠になっていたけれど、
再会をきっかけに仕事上では敵同士、
プライベートでは愛人契約となってしまうわけだけど・・
英田 サキ著「密約のディール」
水城と鴻上は高校時代の同級生で寮では同室の間柄。
だけど卒業間近のある事件をきっかけに疎遠になってしまった。
疎遠どころか水城にとって鴻上は忌むべき存在に。
水城は御曹司をして校内でも一目置かれていたが、実は出生に複雑な事情があり、
逃げるように全寮制の高校へ入学したのだ。
一方鴻上は施設で育ち両親を知らない。一見正反対な2人だったけれど、
同室になって互いを知っていくうちに打ち解け親友の間柄に。
それでも水城はどんなに親しくなっても鴻上にも
出生の話はできずにいたので、
苦労知らずのお坊ちゃまと誤解されていた。
2人の間にはそのうち友情以上の感情が芽生えるようになり、
互いにそれを意識してもいたのだが、
卒業間近のある日、事件が起きてしまった。
寝ている水城は縛られレ/○/プをされてしまった。
しかも一番信頼し、想いを寄せていた鴻上によって。
絶対に許さない、そう鴻上に告げて2人は決別してしまう。
十数年後、祖父の会社を継いだばかりの水城は会社が買収されてしまう危機に直面する。
その買収相手こそあの鴻上だった。
病床の祖父のため、せめて存命中は会社が買収されないように
手だてをとる水城だったが、
最終手段として鴻上にTOBを待って欲しいと自ら頼みに行くのだった。
そこで鴻上から待つかわり愛人になれと交換条件をつきつけられ・・・・・
ふふふ。
こういう展開ってBLならではですよね。
もちろんさ、学生時代のあの事件の真相については、
絶対に鴻上じゃない!と読んでいるこちらは思っているわけ。
(真相は最後にわかるけど、BLの攻め様がそんな卑怯なことをするわけがない)
だいたい、鴻上がこんなことをするわけないじゃないって
1年同室で一緒にいてなんで誤解しちゃうかなー。
そこがまだまだ青い年齢ってところなんでしょうか。
んで
この作品の本質はそこじゃないの!
ええ、ええ、事件の真相はだいたい想像がつくから
そこのところはいいんです←いいんかい?
互いに誤解が生じて敵愾心を持っているのに
嫌いになりきれない。心底憎めない。
それどころか時折見せる鴻上の水城への優しさが
あっまーいのです!
そうそう、鴻上はSシリーズの宗近を思い出させるキャラなのだ。
そっけなくクールにみえて、実は情が深く
愛した相手にはとことん甘くなる。
愛情のダダ漏れってやつですね。
水城も恋愛ボケ体質ではなく、
苦労しながらもきっちりと仕事をこなし、
そしてやはり唯一愛情をかけてくれた祖父に
肉親として愛情を必死に返そうとしていくのが、
痛々しくも健気で好感がもてました。
そんな繊細な水城の美しさを円陣さんのイラストが
これまた素敵で相乗効果となっております。
BLとしては王道の一つともいえるストーリー展開だけど
決して悪くはないです。
むしろ王道だからそこは安心して読み進めてもいけるのかな。
英田さんのnoteでこの作品の後日談が今ならまだ読めます。
鴻上視点のSSで、高校時代のことを思い出しながら
今の幸せを堪能するってところでしょうか。
H度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
BL ブログランキングへ
それが条件だ。
英田さんのシリーズもの以外の作品を
レビューするのは本当に久しぶりのような気がするわー。
英田さんの作品はすごく読んでいるのにね。
ちゃんとレビューしなくっちゃ
さて、今回は893も警察も出てこない、
キナ臭さは一切ありません。
そういう英田作品を読むのもすごく久しぶりな気がする。
あ、ヘブンノウズがそうだったか。
でもキナ臭さはあったよね。事件が色々と交錯していたし。
そもそもキャラが皆あやし過ぎww(事件の犯人とかそういう意味じゃなくてねw)
高校時代の同級生だった2人。
あの頃は互いに好意を持っていたはずなのに、
あることがきっかけで疎遠になっていたけれど、
再会をきっかけに仕事上では敵同士、
プライベートでは愛人契約となってしまうわけだけど・・
英田 サキ著「密約のディール」
- 密約のディール (リンクスロマンス)/幻冬舎
- ¥940 Amazon.co.jp
- 病床にある祖父のたっての願いで、祖父の会社を引き継いだ水城。辛い幼少時代を過ごした水城にとって、祖父の存在は唯一かけがえのないものだった。そんな折、高校の同窓会に参加した水城はかつての親友・鴻上と再会する。卒業間際の夜、自分に乱暴をしたことから二度と会いたくないと思っていた男だ。しかしその後、水城の会社に買収話が持ち上がり、買収されたくないなら、俺の愛人になれと鴻上に持ちかけられる。水城は会社を守るため、そしてもう先の長くない祖父のために、その屈辱的な要求を受け入れるが…。
水城と鴻上は高校時代の同級生で寮では同室の間柄。
だけど卒業間近のある事件をきっかけに疎遠になってしまった。
疎遠どころか水城にとって鴻上は忌むべき存在に。
水城は御曹司をして校内でも一目置かれていたが、実は出生に複雑な事情があり、
逃げるように全寮制の高校へ入学したのだ。
一方鴻上は施設で育ち両親を知らない。一見正反対な2人だったけれど、
同室になって互いを知っていくうちに打ち解け親友の間柄に。
それでも水城はどんなに親しくなっても鴻上にも
出生の話はできずにいたので、
苦労知らずのお坊ちゃまと誤解されていた。
2人の間にはそのうち友情以上の感情が芽生えるようになり、
互いにそれを意識してもいたのだが、
卒業間近のある日、事件が起きてしまった。
寝ている水城は縛られレ/○/プをされてしまった。
しかも一番信頼し、想いを寄せていた鴻上によって。
絶対に許さない、そう鴻上に告げて2人は決別してしまう。
十数年後、祖父の会社を継いだばかりの水城は会社が買収されてしまう危機に直面する。
その買収相手こそあの鴻上だった。
病床の祖父のため、せめて存命中は会社が買収されないように
手だてをとる水城だったが、
最終手段として鴻上にTOBを待って欲しいと自ら頼みに行くのだった。
そこで鴻上から待つかわり愛人になれと交換条件をつきつけられ・・・・・
ふふふ。
こういう展開ってBLならではですよね。
もちろんさ、学生時代のあの事件の真相については、
絶対に鴻上じゃない!と読んでいるこちらは思っているわけ。
(真相は最後にわかるけど、BLの攻め様がそんな卑怯なことをするわけがない)
だいたい、鴻上がこんなことをするわけないじゃないって
1年同室で一緒にいてなんで誤解しちゃうかなー。
そこがまだまだ青い年齢ってところなんでしょうか。
んで
この作品の本質はそこじゃないの!
ええ、ええ、事件の真相はだいたい想像がつくから
そこのところはいいんです←いいんかい?
互いに誤解が生じて敵愾心を持っているのに
嫌いになりきれない。心底憎めない。
それどころか時折見せる鴻上の水城への優しさが
あっまーいのです!
そうそう、鴻上はSシリーズの宗近を思い出させるキャラなのだ。
そっけなくクールにみえて、実は情が深く
愛した相手にはとことん甘くなる。
愛情のダダ漏れってやつですね。
水城も恋愛ボケ体質ではなく、
苦労しながらもきっちりと仕事をこなし、
そしてやはり唯一愛情をかけてくれた祖父に
肉親として愛情を必死に返そうとしていくのが、
痛々しくも健気で好感がもてました。
そんな繊細な水城の美しさを円陣さんのイラストが
これまた素敵で相乗効果となっております。
BLとしては王道の一つともいえるストーリー展開だけど
決して悪くはないです。
むしろ王道だからそこは安心して読み進めてもいけるのかな。
英田さんのnoteでこの作品の後日談が今ならまだ読めます。
鴻上視点のSSで、高校時代のことを思い出しながら
今の幸せを堪能するってところでしょうか。
H度
ストーリー度
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