お前、本当に口の悪い男だな


シリーズ第三弾です!
とはいえ、ノベルズのもう一つの警察シリーズ・・・
あれはナントカ寮シリーズなんでしたっけ?
シリーズ的には別物ですが、
警察の中でも特殊部隊ってことで、
あれと混同してしまったりするんですよね。

今回は記憶喪失です!
なんか最近、多いような気もするんだけど、
それは私がその手のストーリーが好きだから
多く読んでいるだけなのだろうか?
それもあるww
自分と付き合っている時の期間を忘れられちゃうって辛いよね・°・(ノД`)・°・

これまでのシリーズレビューはこちら。
饒舌に夜を騙れ
鮮烈に闇を裂け


かわい 有美子著「閃光と共に跳べ」

閃光と共に跳べ (幻冬舎ルチル文庫)/幻冬舎
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ハイジャック事件を機に互いを唯一無二と認め合ったSAT隊員の橋埜と犬伏。怪我を負った橋埜が制圧班から指揮班に異動した現在も、表面上は言い合いながら心身ともに堅く結ばれていた。あるとき、いつもの口喧嘩のあと素直になれないまま別れたふたりは、後日待ち合わせた商業施設内で爆弾テロに巻き込まれる。体育会系×毒舌クール美人、SATシリーズ!



警察組織にいると一般人よりは絶対危険な目に遭う確率は高いけど、
プライベートではなかなか遭わないんじゃないかって思うのよね。
だけど今回はそのプライベートで危険に遭遇してしまいます!

せっかくスケジュールがあってのオフの2人。
お泊まりデートとなったのに、
つまんないことで喧嘩をしてしまい、
橋埜が頭を冷やしている間(シャワーの間)に
攻めである犬伏は寝ているしっっっww
ってんで、せっかく盛り上がっていた気持ちがぺしゃんこになると共に
「寝てるのかよっ」という怒りw
こんなことで別れるような2人ではないけれど、
タイミングの悪い時というのはとことんタイミングが悪くなるもの。
あの時意地なんて張らなきゃ良かったなぁ、とか
さっさと謝ってしまえば良かったとか、
そういう鴇に限って、後悔するようなことが起きてしまうもの。
寝落ち事件?の翌日、寝ている犬伏をそのままに
1週間の研修へ出かけた橋埜。
ところがその先では携帯の電波は届かない、おまけに大雪で研修所から出ることが出来ず、
しかも帰ってこられたと思ったらサーバ障害で満足に犬伏に連絡がとれず・・・。
そんななか、前もって約束していた待ち合わせ場所に向かったものの、
そこでテロ事件に巻き込まれ・・・・


二重苦三重苦とはまさにこのこと。
喧嘩別れしたまま声も聴く事ができずに
死の危険が迫る・・・

テロ事件に巻き込まれてのシーンは
緊迫感があって、すごくドキドキしました!
現実でも世界中でテロの危機感というのがあって、
日本も対岸の火事ではなくなってきている昨今。
だからこそ余計に緊迫感を感じながら読んでしまいました。
この事件のさなか、2人の絆はもっと強まるんだけど・・・・
犬伏が人質を救うためとはいえ、
とっても辛い目に遭ってしまうんだよーーー!
読んでいても自分がその痛みを受けたかのように
思わず顔が歪んでしまいました!
というか下半身がへなへなしてしまった。。。
私、痛いシーンを読んだりTVで見たりしても
下半身から力が抜けてしまうのよ・・

読んでて辛かったです(ノДT)
だからね、素直にならないと後悔ばかりが先に立つわけです。

おまけに犬伏は事件の後遺症(犯人におもいっきりやられてしまったので)で
記憶障害に!

テロ事件そのものは、大きい事件だったわりに
案外とあっさり片付いて大掛かりな分お粗末にも感じました。
もっと事件を引っ張っても良かったんじゃないかなって思ったけれど、
このあと、記憶障害になってしまうのならば
このテロだけでページを割くわけにもいかなかったってことかしら。

犬伏の記憶障害はところどころ抜けているって感じ。
橋埜のことも覚えているけれど、
彼とのことは恋人になる前の記憶しかないのよね。
しかも犬伏がかばった人質っていうのが楚々とした女性で、
何のいたずらか警察上訴部に父親がいるというお嬢さんなのだ。
彼女にしてみたら犬伏は自分を救ってくれたスーパーヒーロー。
橋埜は当然、気が気じゃない。


もちろん、記憶障害については、
部分的に抜け落ちているだけで、徐々にそのピースが埋まって行くから
橋埜のことも思い出すんだけど、
それでも全部を思い出せたわけじゃないの。
思い出が全てなくなったわけじゃないし、
これからまた2人で思い出をいっぱい作っていけばいいよね。

私は飯田×高梁のカップリングが気に入っているので
次回はまたこの2人がメインになってくれると嬉しいなぁ。


H度ドキドキドキドキドキドキ
ストーリー度満月満月満月やや欠け月





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