テーマがBL漫画になっちゃっているけど非BLです!
中村 明日美子さんの漫画なのでテーマがそうなっちゃう。許して。
小田急線を舞台にしたオムニバス形式の短編集です!
これ読んで、
明日美子さんはBLと少女漫画とでは
目の描き方が違うんだぁって思ったww
短編は長編と違っていろいろと説明できないし、
短い中にその人物の背景を匂わせ、
性格を感じさせ、
読み手に期待感を持たせて、見せ場を作って盛り上げなければならない。
なので短編がうーんと唸るほどに面白い作家さんというのは
実力がある作家さんなんだよなっていつも思うんですよね。
ということで、
今回、短編で明日美子さんの漫画に唸ってしまいましたww
あ、いや、実は過去にも明日美子さんの短編で唸ったのがあったか。
「アードルテとアーダルテ 」もよかった!
ストーリー作りの上手さが本当に際だつ!
見せ場が無声映画のような美しさなんですよ!
鉄道と少女って一見ミスマッチのようですが(今はマニアも結構いるけどね)
これはいわゆる鉄子とかの鉄道マニアの話ではなくww
駅を舞台にした恋のお話。
中村 明日美子著コミック「鉄道少女漫画」
ロマンスは電車に乗って♪ この想い行方は定かでないけれど、 きっぷは目的地まで買いましょう。
「浪漫避行にのっとって」「彼の住むイリューダ」「立体交差の駅」「青と白のリーム」「木曜日のサバラン」「夜を重ねる」「ある休日」
7作中、最後の「ある休日」のみ描き下ろし。
中村さんは絵が独特なので敬遠されやすい作家さんでもあるけれど(私もその一人でした)
これはちょっとBLで描いている感じとは違うもっと柔らかいタッチで描いているので
敬遠されていた方にもオススメですよ!
日常の中に起きる非日常。
だから何の変哲もない毎日の中にもしかしたらこんなことが・・・
みたいな感覚で読めてしまうかも知れない。
だってそこにいるのは普通の女子高生であったり、サラリーマンであったり、主婦であったり。
絶世の美女美男ないるわけでもない。
でも漫画ですから、読んでいくとトキメクものがあるんですよ。
そして短編だからページ数が短いのに何かしらどこかに伏線があって
一つ話を読み終わるとなるほどね!と思っちゃう。(私が単純なのか!?)
「アードルテとアーダルテ 」のレビューで
たった十数ページしかないのに
この存在感はなんでしょうか!!
その中にドキドキとハラハラとワクワクとが詰まっているんですよ!
と、書いたけれどこれもまさにそんなオムニバス。
見せ場の間のとり方とか
視線とか表情とか、
それだけで納得させられてしまう説得力があるんですよね~。(私が単純なのか!?)
どれもこれも好きなお話でしたが、
一つ目の「浪漫避行にのっとって」でまずは鷲掴みにされちゃいました!
車内でスリをしちゃう少女がなぜか痴話げんかに巻き込まれる、、という。
そして二つ目の「彼の住むイリューダ」でキュンキュンさせられてしまう!
好きな人に自分の思いを正直に打ち明けたい!
だからずっとずっと駅で彼を待ち続ける・・・・
果たして彼は来てくれるのだろうか?
イリューダっていうのは「入生田(いりうだ」駅のことww
どこに住んでいるの?
・・・イリューダ
え?外国?
っていうそんなやりとりもツボる!www
「立体交差の駅」「青と白のリーム」
野球少女である女子高生とひょんなことで知り合いとなった女性。
百合的ワールドですが苦手意識なく読めます!
中にあるカラーイラストがすごく素敵!
「木曜日のサバラン」
作中、唯一オッサン・・・・リーマンが主人公。でもちゃんと女の子も出てくる。
男は永遠の少年の心を持つ・・・・そんな感じでしょうか。
誰にでも童心に還りたいと思う時がある。
誰にでも秘密を持ちたいと思う事がある。
ラストの夫婦の優しい愛情がいいです。こんな奥さんを世の男性はもらいたいんじゃ。。。
でも現実は違いますから!←
「夜を重ねる」
別の女の荷物が彼の部屋から出てきて喧嘩してきた女性と
彼との思い出の品を探す女性との話。
最後のからくりに思わず「え?」と
最初から読んでしまいましたww
「ある休日」
とある男性が駅のそこここですれ違うのは
あの時のカポーたちww
果たしてこの男性は・・・・?
最後の描き下ろしがうまーくまとめてくれました!
私はイマドキの少女漫画を読まなくなって久しいですが、
イマドキの少女にも、昔の少女にも是非とも読んでいただきたい!
そんな一冊です。
ストーリー度
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中村 明日美子さんの漫画なのでテーマがそうなっちゃう。許して。
小田急線を舞台にしたオムニバス形式の短編集です!
これ読んで、
明日美子さんはBLと少女漫画とでは
目の描き方が違うんだぁって思ったww
短編は長編と違っていろいろと説明できないし、
短い中にその人物の背景を匂わせ、
性格を感じさせ、
読み手に期待感を持たせて、見せ場を作って盛り上げなければならない。
なので短編がうーんと唸るほどに面白い作家さんというのは
実力がある作家さんなんだよなっていつも思うんですよね。
ということで、
今回、短編で明日美子さんの漫画に唸ってしまいましたww
あ、いや、実は過去にも明日美子さんの短編で唸ったのがあったか。
「アードルテとアーダルテ 」もよかった!
ストーリー作りの上手さが本当に際だつ!
見せ場が無声映画のような美しさなんですよ!
鉄道と少女って一見ミスマッチのようですが(今はマニアも結構いるけどね)
これはいわゆる鉄子とかの鉄道マニアの話ではなくww
駅を舞台にした恋のお話。
中村 明日美子著コミック「鉄道少女漫画」
- 鉄道少女漫画/中村 明日美子
- ¥750
- Amazon.co.jp
ロマンスは電車に乗って♪ この想い行方は定かでないけれど、 きっぷは目的地まで買いましょう。
「浪漫避行にのっとって」「彼の住むイリューダ」「立体交差の駅」「青と白のリーム」「木曜日のサバラン」「夜を重ねる」「ある休日」
7作中、最後の「ある休日」のみ描き下ろし。
中村さんは絵が独特なので敬遠されやすい作家さんでもあるけれど(私もその一人でした)
これはちょっとBLで描いている感じとは違うもっと柔らかいタッチで描いているので
敬遠されていた方にもオススメですよ!
日常の中に起きる非日常。
だから何の変哲もない毎日の中にもしかしたらこんなことが・・・
みたいな感覚で読めてしまうかも知れない。
だってそこにいるのは普通の女子高生であったり、サラリーマンであったり、主婦であったり。
絶世の美女美男ないるわけでもない。
でも漫画ですから、読んでいくとトキメクものがあるんですよ。
そして短編だからページ数が短いのに何かしらどこかに伏線があって
一つ話を読み終わるとなるほどね!と思っちゃう。(私が単純なのか!?)
「アードルテとアーダルテ 」のレビューで
たった十数ページしかないのに
この存在感はなんでしょうか!!
その中にドキドキとハラハラとワクワクとが詰まっているんですよ!
と、書いたけれどこれもまさにそんなオムニバス。
見せ場の間のとり方とか
視線とか表情とか、
それだけで納得させられてしまう説得力があるんですよね~。(私が単純なのか!?)
どれもこれも好きなお話でしたが、
一つ目の「浪漫避行にのっとって」でまずは鷲掴みにされちゃいました!
車内でスリをしちゃう少女がなぜか痴話げんかに巻き込まれる、、という。
そして二つ目の「彼の住むイリューダ」でキュンキュンさせられてしまう!
好きな人に自分の思いを正直に打ち明けたい!
だからずっとずっと駅で彼を待ち続ける・・・・
果たして彼は来てくれるのだろうか?
イリューダっていうのは「入生田(いりうだ」駅のことww
どこに住んでいるの?
・・・イリューダ
え?外国?
っていうそんなやりとりもツボる!www
「立体交差の駅」「青と白のリーム」
野球少女である女子高生とひょんなことで知り合いとなった女性。
百合的ワールドですが苦手意識なく読めます!
中にあるカラーイラストがすごく素敵!
「木曜日のサバラン」
作中、唯一オッサン・・・・リーマンが主人公。でもちゃんと女の子も出てくる。
男は永遠の少年の心を持つ・・・・そんな感じでしょうか。
誰にでも童心に還りたいと思う時がある。
誰にでも秘密を持ちたいと思う事がある。
ラストの夫婦の優しい愛情がいいです。こんな奥さんを世の男性はもらいたいんじゃ。。。
でも現実は違いますから!←
「夜を重ねる」
別の女の荷物が彼の部屋から出てきて喧嘩してきた女性と
彼との思い出の品を探す女性との話。
最後のからくりに思わず「え?」と
最初から読んでしまいましたww
「ある休日」
とある男性が駅のそこここですれ違うのは
あの時のカポーたちww
果たしてこの男性は・・・・?
最後の描き下ろしがうまーくまとめてくれました!
私はイマドキの少女漫画を読まなくなって久しいですが、
イマドキの少女にも、昔の少女にも是非とも読んでいただきたい!
そんな一冊です。
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