893×大学生

このシチュを読むと
水原さんの作品中では私的イチオシの
夏陰—Cain 」「箍冬-Cotoh- 」を
思い出しちゃうのよね。

でもこの話はそこまで
攻めが鬼畜ではない。

攻めは甘いけど
第三の男が鬼畜でしたな~。

そうなのよね~。
攻めとはかなり年の差があるせいか
攻めは受けっ子のことが
可愛くて大事に大事にしているわけ。

でもそれを横からかっさらって
酷いことしちゃう男が登場~。

やっぱりこういうところは水原テイストって感じですね。


水原 とほる著「残花」
残花 (ルナノベルズ)/水原 とほる
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内気な大学生、美智也が偶然出逢った二人の893。一人は危ないところを助けてくれた紀瀬川組幹部、安齋。もう一人は美智也を理不尽に痛めつけた組長子息 の岳矩。やがて美智也は安齋を愛し、一緒に暮らし始める。組のことは何も話してくれない安齋だったが、人づてに彼が跡目争いに巻き込まれ、三代目を襲名した岳矩に疎まれていると知る。案じるだけの自分を歯がゆく思う美智也。そんなとき岳矩が、安齋の忠誠の証として美智也を差し出せと言いだして—。



比べちゃいけないんだけど
どうしてもさきほどの「夏陰—Cain 」「箍冬-Cotoh- 」と
比べてしまうんだよね~。

好みの問題っちゃーそうかも知れないけど
受け攻めの結びつきが
こちらの作品の方がちょっと説得力に欠けてしまったかな。

なぜかってーと、
岳矩の存在感が強かったんだもん!

あ、でもね、この話はこの話で面白いんですよ。

893の安斎に危ないところを助けられて以来
彼のことが頭から離れられなくなってしまった美智也。

この安斎が893だけど
年が離れているせいか、すごく紳士なんですよね~!
私、こういう893に弱いんだよww

最初は二人ともお互い意識しつつも
何ごともないように過ごしていたんだけど
ある日とうとう美智也が安斎に告白を。。。。

それから二人は恋人同士として
一緒に暮らすようになる。
一見幸せな日々を過ごす二人なんだけど・・・・・

組長が亡くなって跡目問題が起きてから
二人の仲を引き離される出来事が。
安斎が跡目を狙っていると
亡き組長の息子岳矩が嫌がらせ三昧をする。

そしてそれは美智也の身にまで。

結構早く、安斎と美智也がくっついたと思ったのには
この後が長かったからなのねwww

美智也は普通の大学生で、ただ安斎のことが好きなだけなんで
組の問題とかには一切口をださないし、聞くこともしない。
心配はしているんだけど、その世界に踏み入れることを
安斎も良しとはしないからなんだけど、

だけど、岳矩に人質のように幽閉されて
嬲られてしまう美智也。

この辺は複数系が苦手な人はダメでしょうね。
とにかく岳矩は安斎をどうにかしたいので
美智也をことごとく痛めつけるのだ。

でも、岳矩も彼の背景を考えるとちょっと同情してしまうこともでてくるの。
だから、美智也が岳矩を恐ろしく思いながらも
心底嫌いになれないでいるのよね。

そして岳矩もまた美智也に対して特別な感情を
抱くようになって、安斎への当て付けっていうよりも
自分自身が美智也を手放せなくなっちゃって。。。。

この3人ともとっても魅力的だから
かえってもったいなかったかなー!
攻めは安斎なのに
岳矩の方が目立っちゃって、
なんか焦点がぼやけてしまった感じが・・・・。

だって、これじゃあ、安斎がまるで
二人の仲を邪魔している人に見えてきちゃうwww

決してそんなことはないのよ!
どんなことがあっても美智也は心の中で安斎を求めていたわけだし。。。

でも岳矩のエピが多くてそんな印象が・・・・
この岳矩がすごく魅力的なので
彼は彼で一本書いて欲しいくらいです!

そして乱丸さんに教えてもらったSS。
アニメイトで購入したらSSの書かれているペーパーがもらえるのよね。
それには安斎の美智也への想いが綴られているの。

これを読んで、、、、

あー、ちゃんとこの話は彼が攻め様よね!と安心?納得!

H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ
ペタしてね

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