これも子育ての大変さ | お母さんも子供も笑顔になる「子育て応援クラブ」

これも子育ての大変さ

【深く胸に刻まれたもの】

あるお母さんから、こんなことを学びました。

それは先日行ったグループセッションでの一コマ。


お子さんに発達障害のあるお母さんが、
お子さんとの苦悩の道のりを打ち明けてくださいました。

しかし、その語り口は話の内容とは逆に、
落ち着いていました。


ある参加者は後日、その様子を、こう話されました。


「あんなに大変な苦労をしているのに、
サラッと話しているように見えた。本当にすごいことだと思う」


もちろんご本人、
サラッと話しているつもりはないでしょう。

しかし、幾多の困難を乗り越えてきた人間は、
その経験を話す時、淡々とした語り口になるものです。


子育てがなぜ大変なのか?


それは、お母さんが自分以外の人間(子ども)のことも
引き受けるからです。

お母さんがいくらしっかりしていても、
子どもにはいろいろなことが起きます。

「どうして・・」「なぜ・・」
という思いになることもしばしばでしょう。


お母さんは何も悪いことをしていなくても、
お子さんは悪いことをしちゃう。

お母さんは何も悪いことをしていなくても、
お子さんが苦しい立場に立たされる。

そういうことを甘んじて受け入れていかなければならない時がある。

これが子育ての大変なところかもしれません。


それだけに、その苦難を乗り越えたお母さんたちは、
ある意味、とてもたくましくなられます。

相談室に来られたお母さんたちから、
私は何度、そのことを教えられたかわかりません。


そして、様々な葛藤の末、お子さんと心が通じ合えた。

悩みぬいて、苦しみぬいて、お子さんに笑顔が戻った。

葛藤や苦しみが深ければ深いほど、
その喜びもまた、深く胸に刻まれるものです。


そういう経験が「人」をつくっていく。

先日のお母さんの落ち着いた語りぶりは、
その表れなのではないかと思います。

そして、その姿もまた、私も含めた他の参加者の胸に、
深く刻まれていきました。

子育てにはいつも学びがありますが、
その体験談を聞く私たちにもまた、深い学びがあるものですね。


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