1968(昭和43)年に廃線になった豊橋鉄道田口線の車両です。
2021年にオープンした「道の駅したら」に寄ると、以前は設楽町役場の近くの丘の上にあった、「奥三河郷土館」がこちらに移転し、旧田口線の木造車両、モハ14も一緒に移転していました。
もともと色褪せていた程度で保存状態の良かったモハ14ですが、きれいに再塗装されて多くの人の目につくところに落ち着き、良かったと思います。
車内も見ることができました。運転台には、説明の札がかかっていたほか、車内に資料の展示がありました。また、きれいなモケットのロングシートの座席に座ることができます。
非自動閉塞に関する史料も若干展示されています。詳細は分かりませんが、三河海老-清崎間に併合閉塞(第一種)があったようです。
なお、田口線のタブレット閉塞の種別は次の通りです(昭和41年時点)。
本長篠 - 鳳来寺 第4種
鳳来寺 - 玖老勢 第1種
玖老勢 -三河海老 第2種
三河海老 - 田峰 第3種
田 峰 - 清 崎 第4種
清 崎 -三河田口 第2種
2024年2月12日