【八高線木造駅舎】群馬藤岡駅 | 『日本全国丸型ポスト』のブログ

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 車でもなかなか経路に入ることがなく、駅の撮影をしたいと思っていましたが、今回撮影終了時刻が桐生駅で高崎方向に出るルートを選べたため、気になっていた駅に寄って帰ることにしました。

 

 青春18きっぷを使って気動車に全く乗っていないという渇望もありました。また、高崎駅3番線(頭端式)の構造も好きですし、栃木でポストを再撮影するという選択肢もありましたが、こちらを選びました。高崎線から上り列車が北藤岡に進入するのも楽しいです。八高線の場内信号機から高崎線の中線に入り、吊り下げの出発信号機に従って下り線に少し入りながら横断して北藤岡駅に入ります。1線で無人駅ですが、出発信号機もあります。

 

 群馬藤岡駅は、八高線のタブレットを撮影していた頃以来で、久々に訪れました。どんな駅かすっかり忘れて、橋上駅舎みたいなのを頭に浮かべていましたが、来てみればこういう駅だったと思い出せました。かさ上げしていないプラットフォームが、なんだかとても嬉しいです。

 

 

 八王子方。通票授柱の痕跡はありません。当時は3番線がありましたかね。

 

 

 高崎方。駅の反対側へ行く通路があります。ホーム上屋は部分的に新しめです。

 

 

 駅舎を内側から見ると、腕木信号機のワイヤー穴が残されていました。リバーがあったところには物置が設置されて痕跡はありません。タブレット閉塞末期に撮った授受柱も痕跡は見つかりませんでした。かさ上げしていないホームの低さに心躍ります。

 

 

 夕陽が当たる駅舎。最高のタイミングでした。駅舎はまだまだ使われるようで、外観もきれいに塗られて修復もされている感じです。駅前の時計も入れてみました。建築年の表示はなし。

 

 

 改札周辺。正面に鬼瓦が設置されているので、何かあるのだろうと思いましたが、答えは駅舎内の地域の特産物が展示されたガラスケースに。国鉄時代の急行停車レベルの駅にはよく見られた気がします。山口鬼瓦店があって、東日本ではただ一人の「鬼師」がいらっしゃるとか。深谷あたりでも瓦は多く焼かれていました。

 

 

 跨線橋の美しい脚が時代を感じさせます。ホーム上の方も高めの下駄を履かせられているので、もしかしたら移設されたもの?ホームでは一生懸命通票受柱を立てていた痕跡を探しますが、分かりませんでした。

 

 

 高崎支社はまだ旧タイプのJR東日本風駅名標が現役ですが、当駅はかなり色が抜けています。ちなみに高崎線倉賀野駅ではピカピカでした。

2024年1月6日撮影