【伯備線】パープルやくもに乗車!381系は酔いやすい??? | 『日本全国丸型ポスト』のブログ

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 既に岡山駅を出てからも、いろいろ乗車区間で悩んだ結果、米子-新見間に決めました。米子駅での国鉄色やくもの撮影後、すぐに切符を購入して乗車する必要があり、何分かしかありません。走りました。

 

 列車は7両の予定がダイヤ乱れの影響で本日6両という案内。到着が遅れ、急いで0番線の境港線車両を撮っていると入線して来ました。まさかのパープル、準備が出来ていなかったので、撮影せずにそのまま乗車しました。

 

 臨時列車ということもあるでしょう、5号車は数人程度でした。米子駅で走り回ったため、汗をかいたので、顔を洗ってTシャツを着替えました。洗面台で目に入った「エチケット袋」。振り子式の381系乗車で気持ち悪くなった人用で、ほかの振り子式特急にはない設備です。

 

 振り子式は、車体と台車の間に「コロ」と呼ばれるローラーがあり、カーブにさしかかると振り子のように遠心力で車体が傾く仕組みです。酔う人が続出する理由として、『カーブにさしかかった際に車体の傾きがやや遅れると、酔うようになる』との分析(北海学園大の上浦正樹教授(鉄道工学))がありました。車体が傾く際に「振り遅れ」と呼ばれるわずかな時間差があり、カーブを過ぎた後も傾きが元に戻るまでの「揺り戻し」に時間差が生じるため』(産経WEST 2015/5/22)だそうですが、カーブに入ってから時々ガタンと横揺れすることを指しているのでしょうか。

 

 

 途中、通常ダイヤの運転時にはパープルやくもが停車しない根雨駅に、下り特急交換待ちで停車しました。

 

 乗車の感想ですが、普通(快速)列車だけで米子駅まで到達した身としては、快適過ぎて酔えませんでした。381系に乗って感じたことは、上記以外に

 

・カーブで線路からの走行音がゴーっと聞こえる(普通電車でも同じ)

・がたがた横揺れする(普通電車でも同じ)

・線路にカントが付いているので、傾いているのがわかる(普通電車でも同じ)

・カーブで外側に体が振られることがある(車と同じ)

・窓が傾いているので車窓の垂直が分かりにくい(普通は垂直だが、車体が上に向かってすぼまっているため)

・足元からガタガタというかブツブツというか、何か「湧いてくる」ような感覚がある

・どこか車内の上の方からもガタガタ鳴ってうるさい

 

 こんなところでした。残念ながら気持ち悪くなれませんでしたが、カーブの遠心力で外側に体が振られるのは車酔いの原因と同じです。それプラス、「速い」こと自体が原因になっているだけに思いました。車窓が遠景ならともかく、山区間や川沿いの山側など、車窓を見ていると素晴らしいスピードで木々が流れていき、これを見ていると確かに酔うかもしれません。いずれにせよ、鉄道工学の専門家とは違って、乗車しての感想はこの通りでした。いずれにせよ、原因はスピード。よって、新型車両で新方式になったとしても381系乗車で気分が悪くなった人は同じことになる、車両のせいではないと私は考えました。

 

 

 駅でさえ、こんなに傾いています(新郷)。

 

 

 新見駅で2,540円のアトラクションは終了です。

 

 先の記事では、『上浦教授は「座席に座った乗客の目線の位置に振り子の中心があり、立っていれば、さらに酔いやすくなる。最初は車掌も酔ったようだ」と明かす。』とありましたが、せっかく特急乗ったのに立っているのもねえ(笑)。

 

 

2023年8月18日