肩書き
1月20日のイエメン戦を皮切りに日本代表の戦いが今年もスタートする。
一部ではW杯最終予選突破は間違いないという意見も多くみられるがまだまだ不安要素も多いのが現状である。
その中でも永年言われ続けている『FW』について考えたい。
オシムJAPAN、岡田JAPAN共に中盤のパスワークでは相手を圧倒しながらフィニッシュが決めきれない。
とにかくFWの軸たる選手を確立できていないのだ。
ここ数試合では玉田が得点を挙げているがJリーグの結果を見ればお分かりの通り彼は得点王を争うようなストライカータイプとは言い切れない。FWの軸たる選手とコンビを組む事によって能力が最大限に発揮されるタイプのFWだと言えるだろう。
やはりFWと言えばこの選手という存在感。数年前のカズ、三浦カズの様な存在感が必要なのだ。彼は『KING』という称号、肩書きを得ていた。
現在のFW陣がどんな肩書きを持っているのか私はあまり知らなかったのだが読者の方からあるシステム を教えて頂いた。名前を入力するだけで肩書きを教えてくれるという優れものである。
しかしそれを見て私の不安は膨らむばかりである。
玉田圭司 → ええじゃないか世代
はずしてもええじゃないか。とても軸にはなりえない。
田中達也 → 試食完全主義
本番で頑張らなくてどうする。
巻誠一郎 → ヘルメシア
どういう意味かは不明だがメタボ対策のお茶とは一線を画するのだろう。
大久保嘉人 → パープルファイター
ドイツの次はサンガで闘う気なのだろうか。
岡崎慎司 → サバイバルライフ
確かに彼ならどこでも生きてはいけそうだが。
興梠慎三 → 自称スーパースター
惜しい。何とか世間に認められなければ。
このままではあまりにも不安な為、これから召集の可能性のあるFWにも目を向けてみた。
前田遼一 → 出会い名人
フリーと思った途端、目の前にはDFが。
播戸竜二 → 女子高生至上主義
コメントは差し控えた方が良いだろう。
山崎雅人 → 小野妹子の親戚
凄いとは思うのだが、ここ一番で威力を発揮できるとは到底思えない。
李忠成 → ミラクル美人
何かをやってくれる期待感はあるのだが。
森本貴幸 → ディープキッス職人
さすがイタリアで揉まれているだけの事はあるのだが。
高原直泰 → ノット裕福
ハングリー精神に溢れているのだが否定形というところに問題ありか。
柳沢敦 → 永遠の三日坊主
やはり軸たるもの皆の手本とならなくては。
このままでは仮に本戦出場を果たしたとしても世界を驚かす事は難しいだろう。
やはり世界と闘うには確固たる『FWの軸』が必要なのだ。
本当に日本にはストライカーらしい肩書きを持つFWはいないのだろうか。
いた。
(ガセコタツヒト)