3月から6月まで、「東北地方太平洋沖地震」の記事を書いてきましたが、
青森・八戸の被害・復興状況はTVでまったく報道されなくなってしまった。

特に動画でしか分からなかった港の状況がどうなっているのか
直接現地で確認した結果をお伝えする。


まずはその前に2つの動画を見てもらいたい。




港や建物などが津波に飲み込まれていく様子があるが
現在は・・・


津波に飲み込まれていたコンビニも通常営業してました。
月いっ会!夢でっかくの記録帳-復旧状況2


港の状況もご覧の通り(手前はボート置き場ですが、奥の方に船も接岸しています。)
月いっ会!夢でっかくの記録帳-復旧状況3


船や車が流されていたとは思えない平穏さを取り戻しています。
月いっ会!夢でっかくの記録帳-復旧状況5


他にも実際の工場地帯や港を確認しましたが、
本当に津波に襲われたとは思えないほどの風景・町並みになっていて、
行政の方だけではなく、市民も一緒になって復旧/復興をしてきたんだなと
とても感心すると同時に、人の力のすごさを改めて感じた。


ぜひ岩手・宮城・福島の3県も行政・市民・政府の力を合わせて
復旧/復興にまい進してほしいと願う。

5月24日~5月31日までの被害/復興状況を追った。


<被災の魚市場コンベヤー無償修理>

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた、八戸港第3魚市場の
 ベルトコンベヤー修理を無償で手伝いたい-と、八戸市桔梗野工業団地の
 誘致企業「セイシンハイテック」(金田敏夫代表取締役)が名乗り出た。
 24日、まず2台を工場へ搬送。
 市場関係者から「7月中旬の中型イカ釣り船帰港までに間に合わせたい。
 支援は大変ありがたい」と感謝の声が上がった。



<三菱製紙八戸工場が一部操業再開>

 東日本大震災の津波で被災した八戸市の臨海工業地帯で
 最大の事業所・三菱製紙八戸工場は24日、紙生産設備の
 一部操業を約2カ月半ぶりに再開した。
 今後、設備を順次稼働させて9月末までに主要銘柄製品の生産体制を整え、
 12月にフル稼働体制に戻す。
 復旧作業が順調に進み、4月25日公表の操業再開予定日を1日前倒しした。



<被災イカ釣り船の撤去終了/八戸>

 東日本大震災の大津波で八戸港の館鼻岸壁に打ち上げられた
 中型イカ釣り船の最後の1隻の撤去が、25日に終わった。
 切断され、輪切りのようになった船体が大型クレーンで作業船に移され、
 同港の別の場所へと運ばれていった。
 3月11日の津波では、4隻の中型イカ釣り船が同岸壁に打ち上げられた。
 いずれも海に戻すことが難しかったため、
 4月下旬から現地で解体作業が続けられていた。


<震災直撃 貿易額75%減/八戸税関>

 八戸税関支署は27日、管内の4月の外国貿易概況を発表した。
 輸出額は前年同月比90.6%減の10億7900万円、
 輸入額は52.0%減の40億 600万円、
 輸出入合わせた貿易額は74.4%減の50億8500万円と激減した。
 減少率は、いずれも、同支署によると過去最大とみられる。
 東日本大震災で主要貨物の荷主が操業を停止したり、
 八戸港の施設が被災し、物流が停滞したことが響いた。



<2億5200万円を被災者へ/八戸>

 八戸市は27日、東日本大震災で被災した市民の生活再建に向けた
 第2次災害見舞金として、計2億5200万円を追加給付することを決めた。
 4月に給付を始めた第1次分と同様、全国から市に寄せられた
 義援金を財源とする。
 1次、2次を合わせた見舞金の総額は3億8310万円となった。



<八戸市災害ボランティアセンター、今月末で閉鎖>

 八戸市社会福祉協議会と八戸市は27日、東日本大震災発生後に開設した
 市災害ボランティアセンターを、31日午後5時で閉鎖すると発表した。
 被災者からのボランティア派遣要請が、4月30日以降はゼロであることや、
 避難所から宿泊施設に移った被災者も5月末までに
 公営住宅などに転居することから、センター廃止を決めた。



<県内解雇者 4月は633人/震災影響、前月比243人増>

 青森労働局が30日に公表した「企業整理離職者等状況」によると、
 県内で4月に5人以上の解雇者を出した事業所は、
 前月より13社多い34社で、解雇者数は同243人増の633人に上った。
 このうち、同局が東日本大震災の影響による解雇と確認したのは
 15社、326人分だった。



義援金の配布、ボランティアセンターの閉鎖など
ある程度市の支援が十分に行き渡り、被災者自身で
自立の目処が立ち始めたようだ。

三菱製紙の操業開始や企業による魚市場の支援など
個々の企業の努力や助け合いがあり、頼もしく感じ、
着実に復興に進んでいって欲しいと願う。


これまで被害/復興状況をお届けできて、本ニュースの一定の役割が
果たせたと感じ、区切りをつけて終了とします。

地震後から隔週でお送りしましたが
継続して見て頂いた方には大変感謝致します。


今度は八戸復興特集をまとめてみようかなと思います。


 

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5月16日~23日の被害/復興状況を追った。


<震災後初、八戸港に大型客船

日本クルーズ客船(大阪市)が運航する大型客船「ぱしふぃっくびいなす」(約2万6500トン)が
16日、「春探訪 日本一周クルーズ」の一行約400人を乗せて八戸港に寄港した。
八戸への大型客船寄港は、東日本大震災後初めて。


<八戸への義援金総額5億円突破

 東日本大震災で被災した八戸市に全国から寄せられた義援金の総額が
5億円を突破し、小林眞市長は19日、「基本的には災害見舞金の追加分として、
被災者の生活再建に向けたい」との方針を示した。
見舞金に充てる割合を含め、義援金の具体的な使い道については、
27日に市が設置する配分委員会で話し合う。


<海底の障害物9割撤去/八戸港

東日本大震災の津波で八戸港の海底に沈んだ船や自動車、
貨物などの障害物の撤去(引き揚げ)作業を進めている国と県が、
20日までに確認した計2095 個の障害物のうち92%に当たる
1932個を撤去したことが関係機関への取材で分かった。
国は担当海域の撤去作業を完了、県も5月中に撤去を終える見込み。


<八戸だけで20万t超か/災害ごみ>

 東日本大震災の被害により八戸市で発生した災害ごみの総量が、
20万トンを超える見込みであることが20日、同市への取材で分かった。
市はこれまで約 4500トンについては焼却、埋設など処分済み。
しかし、市内5カ所の災害ごみ仮置き場に集められ、
処分待ちの分が7万トン以上あり、6月末までの収集期間内に、
さらに約12万5千トンが搬入されるとみている。



5億円の義援金(簡単言うと被災者の手元に届くお金)が
集まったことは大変喜ばしいことだと思う。
4月末に八戸の避難所は閉鎖され、ホテルや旅館暮らしが続いている方も
いらっしゃる。その方の生活再建に早く役立ててほしい。



 

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