他者の●●を切り捨てよ | 人生のサプリメント ― 蔵書より、今日のワンフレーズ

人生のサプリメント ― 蔵書より、今日のワンフレーズ

人生を拓いてくれた、手持ちの書籍たちから、
その日の直感で選んだフレーズを、ご紹介していきます。

人生に、ほんのちょっとでもなにかをプラスする、サプリメントになれますように。

人生のサプリメント ― 蔵書より、今日のワンフレーズ-メールマガジン配信中!
ブログランキング投票メルマガ配信登録はこちら↑
多くの方に押していただいて、本当にありがとうございます!






★今日のフレーズ:

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」(岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社)より


『他者の課題を切り捨てよ』(p143)




★解説:

「切り捨てる」といっても、
 他人が抱えている問題を「くだらない」と
 一刀両断するようなことではありません。
  
「他者の問題を熊手でかき集めるようにして悩む人」
 小林正観さんは、相談者に多い傾向を、
 そう言い表していました。
 
 自分自身が経済的に困窮していたり、
 健康面で問題を抱えていたり、
 仕事や勉学などで困難に直面していたり。
 これらはもちろん、自分自身の課題です。

 しかしそのどれもが、
「自分以外」の身に起きていることなら、
 一見冷酷でも、最終的にはその当人の課題。

 ずっと生活を養うことも難しい話ですし、
 病気や勉強を肩代わりなんてできません。
 当人が向き合い、解決や解釈するしかない。

 これを助けたいと想っての行動は尊いです。
 ただ、そう行動するという選択は、
 どこまでいっても「自分の課題」。

 手を差し伸べられてもなお、不幸に固執し、
 幸せに向く努力をしないのは「他者の課題」。

 こんなふうに“切り分けて”みてこそ、
 人生で無駄な労力を重ねて疲弊し、
 不幸な人と共倒れする――なんて、
 不毛な真似は避けられるというものです。



★今日の「ちょい足し」サプリ:

 自分には自分の学び、他人には他人の学び。



↓今日のフレーズが気に入ったら、ぜひクリックをお願いします。





 よい本をありがとうございます。