大河ドラマ作品最古の時代、主人公は平将門/大河ドラマ 第14作『風と雲と虹と』 | (不肖)大河ドラマ批評家「一大河」の批評レポート

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海外ドラマより、韓流ドラマより、もっと面白いドラマがある。
日本でもっとも歴史あるドラマ、それが「大河ドラマ」である!
不肖・大河ドラマ批評家「一大河」が、古今の大河ドラマのレビューを
つづっていきます。

大河ドラマ第14作『風と雲と虹と』レビュー






【名作からひとこと】

「海賊大将軍のその先か… その先は、『運』だ」(藤原純友)




【あらすじ】

平安中期、京では藤原氏の摂関政治が
芽吹いていた時代、地方の政治とは乱れ、
民衆は搾取に苦しんでいた。



そんな世に、都の権力に敢然と立ち向かい、
弓を引いた男がいた。



関東の風雲児・平将門と、瀬戸内海で海賊団を
指揮した西海の雄・藤原純友である。



都に上るも望みの官位を得られず、失意の中
帰郷した将門は、平氏一族の内紛に巻き込まれ、
これを勝ち抜いていく。



やがて、朝廷への叛乱の頭領に祭り上げられ、
東国に独立王国を築くことを目指す戦いを
繰り広げることになる。



【レビュー】

わたしの会社の上司・I氏は東京出身である。



昼休憩の合間に、小学生の時分はずいぶん随分
やんちゃしていたと、部下のわれわれに武勇伝を
語って聞かせ、当時を懐かしく振り返る。



公園で遊び飽きたら墓場で遊び、墓石を相手に
ドロップキックをかますなど、怖いもの知らずの
やんちゃぶりは部下を驚かせた。



そんな墓石ブレイカーの彼でも唯一恐れたのが、
「平将門の首塚」である。



首塚に関する逸話は数知れず、かのGHQも撤去作業を
中止したほどの、東京ではいわくつきのスポットである。



…と、東京出身の方なら誰しもが知る?平将門を
主人公とし、平安中期の貴族社会に挑む武士の姿を
描いたのが、本作『風と雲と虹と』である。



『平清盛』の時代から約150年前、大河ドラマでは
最古の時代を取り扱った作品として名高い。




坂東八カ国を手中に収め、「承平天慶の乱」で
朝廷の転覆を図った主人公・平将門を加藤剛氏が演じる。



それとほぼ同時期に、瀬戸内海で海賊団を率いて
大暴れした藤原純友役に故・緒形拳氏が名を連ねる。



『平清盛』の放送前、つまりは昨年末から見始めては
いたものの、なかなか先に進めずにいた。



なぜなら

36年前の作品ゆえに、、馴染みのない作風、
馴染みのない俳優陣、そして発展の途上にある
映像技術に若干辟易していたから。



そう思って久しぶりに視聴を再開したところ、
ある回をきっかけに、この作品が急展開を
迎えた。



武士による、貴族社会へのカウンターパンチの序章、
平将門の里帰りと、藤原純友西へ、である。



じつは、昨年末に3記事ほどレビューを書いたのだが、
いずれも稚拙な文章ゆえに封印してしまいたい。



しかし、今回は満を持して『風と雲と虹と』の
レビュー第1回をお送りしたい。



『風と雲と虹と』のレビュー第1回はコチラ

↓↓↓

大河ドラマ作品最古の時代、主人公は平将門/大河ドラマ 第14作『風と雲と虹と』




これからますますおもしろい展開になっていくであろう、
この『風と雲と虹と』という作品



ちなみに、鹿島玄明という役で登場する若かりし頃の
草刈正雄は「半端じゃなくカッコイイ」ので、草刈正雄ファン
ならずとも、ぜひ注目してほしい。



では、『風と雲と虹と』の次回のレビューに
ご期待ください。



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