Trentasette.いろんな人がいるもんだ。 | 5D's blog

Trentasette.いろんな人がいるもんだ。

今日昼飯を食いに中華レストランに行った。

意外と値段が高くてビツクリ。

店主のおっさんに

「結構高いよね。ガビーン」

という様な話をしたら

「高いの当たり前あるよー、
うちはそんじょそこらのリストランテ・チネーゼ(中華料理屋)とはちがうあるよ。
うまいもんだしてんだから高いの当たり前あるよ。」

てなわけで、チャーーーハンとホイコウロウとまーぽうとうふぅをオーダー。
食ってみるとなるほどビツクリまあおいしい。


伊太利亜では現在大量の中国人が蔓延っていて、ローマの中心テルミニ駅のすぐ隣に
中国人街があるという有様。
このままじゃ尖閣諸島だけじゃなくて伊太利亜まで乗っ取られちまうぜってな具合。

んで、中国人といえば昼夜問わずストイックに仕事して、
イタリア人からすれば非常に面白くない存在。
売り上げは取られちまうし、自国にアジア人が大量に蔓延っちまうのを快く思う訳がない、と。

仕事は休みの為にある!

って考えのイタリア人からすれば、休みなく働く中国人は
人生の楽しみを無駄にしているおばかな人たちってなわけ。

さてちょいと、話が横道にそれましたが
中国人のすごいとこは、儲ける為、お金を稼ぐ為、
つまり生きる為にはプライドを捨てられるという事。

自分の国のお土産じゃなくて、
イタリアに住みイタリアのお土産を安くガンガン売る彼らの真似を僕なら到底できない。
(おおっと、これ日本人もやってる人いますね。。。ごめんなさい。。。)

それはレストランでもいえる事で
自分の外見がイタリア人から見れば日本人とほとんど区別がつかない事から
より高い値段で料理が出せ、
ちまたでちょっと人気の日本食レストランを中国人は数多く出している。

これがね、ちゃんとした日本食を出してくれるなら良いのよ。
でも、僕ら日本人からすれば、驚きの日本料理を出してくれる
とんでもビックリ日本料理屋が大半。
店名もユニークきわまりなくというか、バカの一つ覚えで街の名前ばっか。

例えば
「銀座」「六本木」「札幌」「京都」「名古屋」ってな具合である。

まあ、好きにして下さいと言いたいとこなんだけど、間違った日本食を
イタリア人に植え付けてしまうという大罪を彼らは背負っている訳で。
勘弁願いたい。


話は前述の中華レストランのおっさんに戻ります。
彼は結構流暢なイタリア語で帰り際に僕らにこう言ってくれた。

「あたしたち中国人あるから中華料理屋やるあるよ。
他の中国人が勉強もしないで日本食料理やってるの理解できないあるよ!」

と。
めずらしく自国のプライドがものすごく高い中国人に出会って少し嬉しくなりました。
そりゃ、あの国はあれだけ人口がいるのだ、色んな人がいて当たり前。
一般的な中国人・・・ってなんだろう。10億人もいりゃあ何が一般だか・・・。
’良い’中国人も沢山いるのだと思う。
そういう人たちと話すというのも、国際交流であり、勉強でもあるなと。

僕も元来日本の物ではない、スーツを勉強している訳で、
そりゃあんた言ってる事矛盾してるだろってなるかもだけど、
だからこそまちがった事は出来ないし、
ここイタリアで勉強している訳だ。
日本でもいまだ間違ったスーツ文化が蔓延っているので
少しでも良い方向にただす事が出来れば良いなぁ。

いやー色々穴があるズタボロの意見ですが、
そんな訳で今日は良い中国人に出会えたかな、と。