tredici.本レビュー5回目。リリー・フランキー「ボロボロになった人へ」
背表紙より抜粋
「結婚情報誌で紹介された相手は素敵な大麻農家の長男だった。婚期を逃した女性が幸せを掴もうとする姿を描く「大麻農家の花嫁」等、読む者の心を予想不可能な振幅で揺らす六篇の珠玉小説。誠実でありながらも刺激的、そして笑え、最後には沁みていく…。天才リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮し、物語の面白さすべてを詰め込んだ。」
リリー・フランキーによる短編集。
「何かに、つまずいている人の方が、魅力的だと思う」
とは著者の言葉である。まさにその言葉が当てはまる短編集。
人は誰だって完璧なことはない。
誰だってどこかにダメな面がある。
けど、何かをするためにみんな必死で生きている。
だんだんに世の中を少し皮肉ったリリーさんの世界観が出てくる。
ちょっと理解に苦しむ所も満載。
表題の「ボロボロになった人へ」は自分に語りかけているようだった。
何かやってやろう、でも何にも出来ない。何をしたら良いか分からない。
人が悲しむことをするのは簡単だ。
でも、人が喜ぶことをするって難しい。
そうやって人間は生きている。
Mr.chirdrenのHEROが聞きたくなった。
リリーフランキーの世界を体感したい方は、是非手に取ってみて下さい。
10点中・・・7点。
ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫)/リリーフランキー

¥520
Amazon.co.jp
「結婚情報誌で紹介された相手は素敵な大麻農家の長男だった。婚期を逃した女性が幸せを掴もうとする姿を描く「大麻農家の花嫁」等、読む者の心を予想不可能な振幅で揺らす六篇の珠玉小説。誠実でありながらも刺激的、そして笑え、最後には沁みていく…。天才リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮し、物語の面白さすべてを詰め込んだ。」
リリー・フランキーによる短編集。
「何かに、つまずいている人の方が、魅力的だと思う」
とは著者の言葉である。まさにその言葉が当てはまる短編集。
人は誰だって完璧なことはない。
誰だってどこかにダメな面がある。
けど、何かをするためにみんな必死で生きている。
だんだんに世の中を少し皮肉ったリリーさんの世界観が出てくる。
ちょっと理解に苦しむ所も満載。
表題の「ボロボロになった人へ」は自分に語りかけているようだった。
何かやってやろう、でも何にも出来ない。何をしたら良いか分からない。
人が悲しむことをするのは簡単だ。
でも、人が喜ぶことをするって難しい。
そうやって人間は生きている。
Mr.chirdrenのHEROが聞きたくなった。
リリーフランキーの世界を体感したい方は、是非手に取ってみて下さい。
10点中・・・7点。
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