sette.本レビュー1回目。貫井徳郎「悪党たちは千里を走る」 | 5D's blog

sette.本レビュー1回目。貫井徳郎「悪党たちは千里を走る」

皆さんこんばんは。

今日は読んだ本を紹介。

イタリア来てからめっきり停滞の読書。
最近、借りまくって、読める本が増えて来たのでこれからはもうちょっと読書しようかと。

これからも借りた本をレビューするという、まさに

「人のふんどしで相撲を取るプレイ」

をしていこうかと。

この場を借りて、本を貸して下さっている方、ありがとうございます。


さて一冊目は正真正銘、僕が日本から持って来た

貫井徳郎「悪党たちは千里を走る」をご紹介。

以下背表紙より引用。
「しょぼい仕事で日々を暮らすお人好しの詐欺師コンビ、高杉と園部。ひょんなことから切れ者の美人同業者とチームを組むはめになり、三人で一世一代の大仕事に挑戦する。それは誰も傷つかない、とても人道的な犯罪計画だった。準備万端、すべての仕掛けは順調のはずだったが…次ぎから次ぎにどんでん返しが!息をつかせぬスピードとひねったプロット。ユーモア・ミステリの傑作長編。」

個人的に、僕のイチオシの作家さんが貫井徳郎氏。
貫井徳郎氏の作品は、初めて読んだのは慟哭で、ホント度肝を抜かれる展開だった。
この「悪党たちは千里を走る」はかるーい犯罪劇。
重くないのですっきりあっさりさっぱり読める内容。
貫井氏っぽくない感じがした。どちらかと言えば、伊坂幸太郎の様なコミカルな作品。
貫井徳郎作品を初めての方にはあんまりお薦めしないかな。
慟哭を是非読んでもらいたいです。

この作品はパーフェクトワールド的な気分に浸りたい時に、是非。

10点中・・・6点。


悪党たちは千里を走る (集英社文庫)/貫井 徳郎

¥780
Amazon.co.jp