明朝の手術室への入室予定時間は
朝8:30
前日に入院
PCR検査や様々なひとの訪問を受けて
除毛に剃毛、そしてパスの説明
時間は刻々と過ぎていく
日没をゆっくりと眺め
いつの間にか夜景になった外の景色を見ながら
術後の自分を想像し、必要そうなものを使いやすく配置
ああ、こんなこと昔もあったなぁ・・・
あの頃をふと思い出す
そう、思い起こせば30代前半
私は甲状腺乳頭がんでこの病院で手術を受けた
忘れもしないクリスマスシーズン
人生初6日間の入院でした
18時になると今回初の病院食が運ばれて来ました
もちろん今夜は常食。意外と美味しくて嬉しい
19時を過ぎて20時近くになり検温と坐薬
食止めの21時を過ぎて
いよいよその時が近づいていることを感じる
持参した薬は全て薬剤師に渡してしまった
はたして眠れるか???
眠れるはずもなく、ゆっくりとシャワー浴
消灯時間が過ぎ、静まりかえった部屋で
静かに入院診療計画を見ながら今後の予測を立てる
水分が摂れなくなる夜0時少し前になり
やっと明日の闘いの前にぐっすりと眠るために薬をのむ
瞬きをすると朝5時に。
5:30看護師が覗きに来て検温
5:45までに時間通りOS1と
準備された飲みやすいスポーツ飲料を飲む
そして鏡に向かい念入りに洗顔、歯磨きを行う
6:30検温
準備の様子を確認してもらう
7:45術前最後の歯磨き
鏡に向かいながら術前の私とにらめっこ
さようなら、私
がんばろう、私
きっとうまくいく
紙パンツに術衣
着替えてからも鏡をそっと覗きに行った
名残惜しい見慣れた顔
次見る時にはどのようになっているのか・・・
ほぼ時間通りに看護師が呼びに来た
持ち物を看護師に手渡し
徒歩にて向かう
8:30
いざ、手術室へ!!!