お客様をおもてなしする時の最上のメニュー、それが「ベシュバルマック」。
キルギス語で「五本の指」という意味の麺料理で、昔は手の指を使ってそのまま食べたそうです。(今はフォークで食べるのが主流です)
まず最初に、塩茹でした肉の塊が出されます。
だいたい羊か牛の肉、時々馬の肉が出ることもあります。
骨付きの豪快な肉の塊。
その宴の席で一番偉いお客様から順番にお出しする部位が決まっています。
これをパッと見分けてサービングする技は、なかなか日本人には真似できません。
写真の肉のお皿の後ろにあるスープは「ショルポ」という肉の茹で汁に塩味をつけたもの。
濃厚なお肉のエキスが詰まったスープ。
お客様が肉やショルポを楽しんでいる間に、残った肉をナイフで細かくします。
そこに麺を一気に投入!
ショルポを少しと、タマネギを少々。
よーく混ぜたら「ベシュバルマック」の出来上がり。
かなり豪快かつヘビーな料理。
夏は暑く冬は寒い乾燥した厳しい気候の大地で、一番のご馳走。
なんとなく分かる気がします。