キルギス小麦粉事情 | ■ 日刊・キルギス食生活 中央アジアへようこそ! ■ 

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シルクロードの途中、中央アジアのスイスと呼ばれるキルギス共和国にて。
食材、食事、飲み物、食文化のことを中心に生活情報や観光情報も織り交ぜてお送りします。

予約投稿にしていますので、毎朝5:30頃(日本時間)に更新されます。

ナンが主食の国です。
マントゥやケスメも小麦粉から出来ている。

だから、小麦粉がない生活なんて、考えられない。
そんなキルギスの小麦粉事情について。

大きなスーパーの小麦粉売り場。
いくつかの銘柄がずらりと並んでいます。

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カザフスタン製のものとロシア製のものもありますが、、、

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やはり圧倒的にシェアが大きいのはキルギス国産の小麦粉。

二大メーカーは以下の二つ。

◼︎「アク・ウン」
キルギス語で「アク」は「白」、「ウン」は小麦粉のこと。
日本語だとなんだか響きが悪いですが(笑)、これがキルギスで一番人気の小麦粉です。

パッケージはオレンジと緑の二種類。

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◼︎「アリヤ」
ハート型のパッケージデザインがステキ。
「ありゃ~」じゃなくて「アリヤ」です。

パッケージは赤と青の二種類。

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以上、この二つのブランドがキルギスでの二大ブランド。
しかしビシュケクの奥様方の誰に聞いても「アクウン」が絶対に美味しい!と言います。
特にマントゥの皮を作るのには最高だそうです。


ところで、こちらでは、日本のような強力粉、薄力粉、というカテゴリーは存在しません。

そもそも、強力粉か薄力粉なのかは、小麦粉のタンパク質の含有率で決まります。
「アクウン」「アリヤ」ともに、ラインナップは2種類しかなくて、タンパク質含有率はそれぞれ10.3%と10.6%です。
それらはいわゆる「中力粉」というカテゴリーになります。
(いくつかある他のブランドや輸入物の小麦粉も、調べたら全て中力粉だった)

というわけで、このような中力粉しか手に入らないキルギスでは、
繊細なパンやスイーツの作成は諦めることにします(e_e)

でも、充分です。
私も奥様方のオススメ通りに「アクウン」を使っています。

<作成例>

◾︎パン

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◾︎キッシュ

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◾︎ケーキ

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小麦粉は1kgで140円ぐらいです。


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